ペンドラー・バトン 数奇なるポケ日誌

ポケモンの対戦まとめです。

【SV S8 最終801位(R1937)】 脳死壁エレキ→水パトラ

f:id:Penpenpendlar:20230801203439p:image

f:id:Penpenpendlar:20230801210058j:image

 

1 はじめに


 ポケモンSVのS8で最終801位を達成したため、備忘録として構築記事を書かせていただきます。

▪️最終結果 76勝45敗 レート1937

f:id:Penpenpendlar:20230801204211j:image

 今月のテーマも今までと変わらず、「交代ボタン禁止。積んで上から破壊して、テラス択回避」です。

 正直やることがバレバレで構築としての完成度は上げられなかったですが、ストレスフリーでやりたいことを押し付ける構築にはなったと思います。勝ち試合のほとんどはクエスパトラで全抜きしていました。

2構築の組み方


2.1 基本的な考え 

 

 基本コンセプトとしては、Sをあげる積みエースで全抜きするだけです。テツノツツミのアンコールがきついので、素早さをあげられるか、アンコール対策のできるポケモンでないとこの環境では積みエースになれません。

 素早さを上げつつ、テラス拓が発生した際には、身代わりや回復技で様子見することで、後出しじゃんけんができます。積みエースで積んでいくうえで吹き飛ばしディンルーに勝てないと話にならないので、エースをラスト一匹に残して戦える構築にしました。

 

2.2 構築の経緯

 

構築としては、ラスト一匹にエースを残す必要があります。そこで選出パターンを固定化しました。

①対面性の高い初手置きポケモン

②起点作りポケモン

③sをあげる積みエース

 まず一番大事なのは②の起点作りポケモンです。必要な要素は以下だと考えています。

・テラスタルを切らなくても、どんな相手にも裏の積みの起点作りができる

・相手の積みの起点にならない。

・ある程度のスイープ性能

 レギュCのときは、甘えるマジフレハバタクカミがほぼすべての構築に選出できて、完璧なポケモンでした。しかしヒードランいう全く仕事ができないポケモンが現れたことで、不採用となりました。

 そのなかでも上から起点をつくることに重きを置いて、壁貼りレジエレキを採用しました。S上げエナジー以外では最も早く、かつ耐久に振ることで、S上げエナジーポケモンの攻撃を必ず耐えられます。これによって全試合で選出できます。また大爆発という高火力退場技によって相手の積みの起点にもならない点、高いSからの電気技の火力が高いため、ある程度スイープ性能を持っている点も起点作りとして必要な条件を満たしていました。

 他の候補はテツノブジンやドラパルト、サーフゴー等もいましたが、テラスタルしないと、ワンパンされるケースがあるため、不採用となりました。

 

 次に壁下の③積みエースとして、水テラスの羽休めクエスパトラを選びました。壁ターンを生かして2回以上瞑想を積むことで、ほぼすべてのポケモンに勝てる圧倒的な制圧力があります。実際使ってみると、対策が以前より圧倒的に薄く、イージーウィンを連発してくれました。またテラスタルを水にすることで、壁を貫通してくる水ウーラオスも起点にでき、ディンルーもいい感じの起点にできます。

 

 水テラスのクエスパトラがきついポケモンとしては、ミミッキュ・チオンジェンの2匹がいます。特にミミッキュはトリル呪い型がめちゃめちゃ流行しており、クエスパトラを簡単に切り返されてしまいます。そこでこの2体に強く出れるポケモンとして、龍舞・身代わりのダイス持ちセグレイブを採用しました。ミミッキュが出てくる前に龍舞を積むことで、トリルを貼らせずに裏まで貫くことができます。

 この枠は、ビルド水ウーラオスや眠り粉ヒスイドレディア等も試しましたが、結局S1から使い続けていてダメージ感覚が染みついているセグレイブとしました。

 

 次に①初手置きポケモンをいろいろ探しました。初手置きポケモンとしては求める条件は以下です。

・テラスタルを切らないでも、ほぼすべてのポケモンに仕事ができる

・相手の積みの起点にならない。

・型を1点読みされない。

 上記を満たすポケモンとして、1匹目は襷鬼火、電磁波ドラパルトを採用しました。鬼火・電磁波によって環境のほぼすべてのポケモンの機能を抑えつつ、祟り目である程度の削りを入れられるため、万能ポケモンでした。

 

 このドラパルトが出したくない相手として、吹き飛ばしディンルー、キョジオーン、モロバレル等がいます。それらに対して強めなポケモンとして、ブーエナ持ちの身代わりHB水テラスハバタクカミを採用しました。このポケモンもほとんどどんな相手にもある程度の削りを入れつつ、展開によっては初手から瞑想を積んで全抜きも狙いに行けます。

 上記の2体でもディンルーに荒らされてぐちゃぐちゃにされる試合が多発していたため、ディンルーを誘って殺すポケモンとして頑丈弱点保険ジバコイルを採用しました。最終日の深夜に急遽思いついたポケモンであり、それ以前はロゼルの実コノヨザルかイッカネズミを採用していました。レジエレキ、ジバコイルと電気タイプを2体並べることで、ディンルーは100%先発で選出されました。それに対してジバコイルでディンルーをテラスタルしないで、吹き飛ばしもされず倒せることで、めちゃめちゃ優位に試合を進めることができるようになりました。

 

 

3 個別ポケモン解説

 

3.1 レジエレキ 光の粘土 電気テラスタル 


f:id:Penpenpendlar:20230801213114j:image
・調整

H159(28)-152(252)-87(132)-x-80(78)-245(20+)

S:スカーフ最速ウーラオス抜き

・技構成

ワイルドボルト 大爆発 リフレクター 光の壁

・解説

通称『爆発し続けるぴょん吉

 全試合選出の起点作りポケモン。大爆発の威力を高めるために物理型で採用。実際大爆発の威力はそこそこ出て、イーユイやボルトロス等をワンパンする試合もあった。

 また無振りハバタクカミも高乱数でワンパンできるためになにもさせずに、倒すことができる試合も結構あり、強かった。

 耐久をここまで降ることで、エナジーツツミのハイドロポンプエナジーハバタクカミのムーンフォースを確定で耐える。

 ただしカイリューのノーマルテラス鉢巻神速は全然耐えないために、数が増えてくると厳しい。

 テラスタイプは電気技の火力を上げる電気。この相手を倒さなければ、負け確定という場面でのみテラスタイプを切っていた。

 一か月使い続けた感想としては、スイープ・上から壁貼り・自主退場というほしい要素はすべて持っていたため、めちゃめちゃ使いやすかった。

 ただし壁貼り1点読みされる試合が多く、カイリュー等の起点になることも多かった。裏も考えたうえで、両壁必要なのか等見極める必要がある。


3.2 クエスパトラ ラムの実 水テラスラル


f:id:Penpenpendlar:20230801212534j:image

・調整 

 H197(212)-×-B121(236+)-C122(4)-D86(50)-S126(4)

ほぼHBに振りつつ、ハバタクカミを起点にできるくらいDを振っている。

・技構成

アシストパワー テラバースト 瞑想 羽休め

・解説

通称『止まらないおかっぱ』

 S7の最強積みエース。壁下ではほぼ全ポケモンを起点にして全抜きしていく。

 持ち物は異常耐性のつくラムの実。毒菱を撒くことをクエスパトラの対策としている構築も多くあり、それだけで勝ち確定の試合も多くあった。またヘイラッシャ等もあくびのターンを利用して積んで倒しきることができる。またオオニューラのフェイタルクローにも強く出ることができ、最強のアイテムだった。

 テラスタルは水。壁を貫通してくる水ウーラオスを起点にしたり、パオジアンにも強く出れるのが強い。ただし悪ウーラオスは、めちゃめちゃきつく、負け試合の大半は悪ウーラオスだった気がする。

 S1,2,3,4,6,8とほとんどのシーズンで一緒に戦っているが今月が間違いなく最強の活躍だった。

 

3.3 セグレイブ イカサマダイス 電気テラスタル


f:id:Penpenpendlar:20230801212725j:image

・調整 

 H191-A216(252+)-B121(4)-x-D106-S116(252)

S:+1で最速テツノツツミ抜き

・解説 

通称『対ミミッキュ専用怪獣』

 S6,7から引き続き採用の物理エース。技構成含めて変更したいと思ったことが一回もない。

 テラスタルの電気は、ヘイラッシャ・アーマーガアでも止まらないようにするため。全般的に水テラスするポケモンも多く、それらの相手の打点としても強い。

 身代わりを入れることで、チオンジェン、ヘイラッシャに対して強く出れる。むしろ身代わりがないとヘイラッシャ入りに出せなくなってしまうので、ほぼ必須級。

 身代わりを入れても、電気・氷の技範囲で殴るのに困らないのが、1番の強みである。

 持ち物は、つららばりの火力を増強できるイカサマダイス。耐久を削ることなく、安定した火力が出せるので、エースとしての安定感を増すためにはMust。

 積みストッパーであるミミッキュに対しても、つららばりで強く出れるのも良い点。

 セグレイブもクエスパトラと同様SV始まって以来、ほとんどのシーズンで使っているが、いつも安定した活躍をしてくれて、頭が上がらない。

 

 

 

3.4 ドラパルト 気合いの襷 炎テラスタル


f:id:Penpenpendlar:20230801231658j:image

 

・調整

H163-x-B96(4)-C152(252)-D95-S213(252+)

・技構成

祟り目 流星群 鬼火 電磁波

・特性:呪われボディ

・解説

通称『外さなければ仕事人』

 初手置きポケモン1 。7割くらいの試合で初手出しして仕事をこなしていた。

 物理アタッカーには、鬼火で機能停止に、それ以外には電磁波で足を奪うか上振れ要素を狙っていける。また祟り目が命中安定でそこそこの火力が出る。ほとんどの相手にそこそこの仕事ができるために、この構築の初手置きポケモンとしてのぴったりだった。

 ウーラオスやガチグマに大きな打点を与えるために流星群を採用していたが、自主退場技の呪いでもよい。

 特性に関しては、すり抜けをケアされるから身代わりが貼られないと思い、上振れ要素が狙える呪われボディとした。しかし最終日だけでもカミ・ツツミに2回身代わりを貼られて即負けしたため、安定感をもとめたすり抜けの方がよい気がする。

 唯一の弱みは、鬼火、電磁波の命中率。パオジアン、ブーエナのカミ・ツツミ等に初手から外すと即負けにつながるため、最終日は目をつぶって祈り続けていた。

 

 

3.5 ハバタクカミ ブースエナジー 水テラスタル


f:id:Penpenpendlar:20230801212747j:image
・調整

H159(228)-x-110(196)-160(36)-156(4)-161(44+)

・技構成

ムーンフォース シャドーボール 瞑想 身代わり

・解説

通称『困ったときのカミ様』

 初手だしポケモン2。HBベースの身代わり瞑想ハバタクカミ。

 ヒードランとヒスイヌメルゴンも起点にできるように水テラスタル。最初はエースでも初手だしでも万能に使えるポケモンとして採用していたが、クエスパトラが強すぎて、エースとしたはほとんど選出できなかった。

 初手だし要因でありながら、モロバレル等を起点にして3タテすることもあった。

 役割対象が不明確であるため、最終日はほとんど選出できなかったために、型を変えて役割をとがらせた方がよかった気がする。

 

 

3.6 ジバコイル 弱点保険 格闘テラス
f:id:Penpenpendlar:20230801213102j:image

・調整

 H145-x-B167(252)-C200(252+)-D110-S81(4)

・技構成

放電 徹底光線 ボディプレス ミラーコート

・特性:頑丈

・解説

通称『対ディンルー特化ジバニャン』

 初手置きポケモン3 。

 最終日の深夜にディンルーにステロ・吹き飛ばしで荒らされるのがストレスすぎて投入したディンルー専用ポケモン

 ディンルーを刈るためのボディプレス・徹底光線、上振れ要素も狙える打点の放電。ヒードランやイーユイにうつミラーコートの技構成。

 BCブッパにすることで、ボディプレスの威力もあげつつ、物理・特殊にもそこそこ打ち合える。

 レジエレキとジバコイルを並べつつ、他にもディンルーに強いポケモンがいないので、ディンルー入り構築は100%初手ディンルーが出てきて、それを漏れなく刈っていった。対ディンルーはボディプレスを打って、削り要素があることを示した後、地震で弱点保険を発動させてからの徹底光線で飛ばしていた。正直1-1交換じゃ物足りないと思う方も多いと思うが、ディンルーを引かせずに飛ばせることで、レジエレキが動かしやすくなることもあり、十分な仕事だった。

 ディンルー以外にも、初手に出てきやすいウーラオス、パオジアンにもそこそこ強く、何かしらの仕事ができる点が素晴らしかった。

 テラスタイプはボディプレスの打点を上げる格闘テラス。脳内では、ドヒドイデ、ヘイラッシャ、ハピナスの並びを1匹でぐちゃぐちゃにできそうだったが、最終的は受け構築に当たらなかったために、本当に破壊できるかは不明。

 

 

4    選出パターン


考えることは、誰を初手置きするかと、誰をエースにするかの2点のみ

■初手置きの選び方

・ディンルー入り→ジバコイル

・キョジオーンがいない→ドラパルト

・それ以外→ハバタクカミ

■エースの選び方

・チオンジェン、ヘイラッシャ、ドオーがいる→セグレイブ

・それ以外→クエスパトラ

 

 

5. 苦手なポケモン


・悪ウーラオス

鉢巻だと特にやばい。裏から出てくると、クエスパトラが飛ばされてジエンド。

 

・呪いミミッキュ

セグレイブが先に龍舞を積んでいないときつい。HBにめちゃめちゃ厚い型が増えていて、龍舞を積んでも、つらら針4発が乱数の相手もいた。

 

・滅びの歌 ハバタクカミ

相手に3匹残っていると、クエスパトラが積めずに、ジエンド。

 

・呪いキョジオーン

ゴーストテラス呪いが無理。

 

6. 感想


 今月はとりあえずで作ったレジエレキの壁構築でそのまま潜り続けてしまいました。クエスパトラの強さだけで勝率はある程度確保できたものの、やることがバレバレすぎて、正直構築の完成度は低いです。

 この型のクエスパトラは間違いなく積みエースでは最強格なので、あった構築ができれば、まだ伸びしろはあると思います。

 

 ここまで読んでいただきありがとうございました。

 質問、感想、意見等ありましたら、DMまでお願いします。

 

 

ポケモンSV 緋翠杯 大将戦考察

0.はじめに

 ポケモンSVの仲間大会である緋翠杯の大将戦考察を備忘録として残します。

 結果的には、最終レート1533と全然勝ちきれなかったですが、1ヶ月間悩み続けた過程を残さないのはもったいないと思い、記事を書きます。

 大将戦に参加された方は、共感してくれると嬉しいです。

 最終的な構築は以下です。

f:id:Penpenpendlar:20230716005454j:image

1.構築コンセプト

 しりとりするという縛り上強い3匹をある程度固定して戦った方が強いと考え、「強い初手置き+早いデバフ中継ぎ+積みエース」の展開構築を選択。

 早いデバフ中継ぎはハバタクカミとテツノブシンの2匹に限られる。

 テツノブシンはハバタクカミよりも遅く、ワンパンされると試合が終わるために、ハバタクカミを選択。

 強い積みエースは、わたくしが使ったことのあるセグレイブ・ポットデス・クエスパトラとした。ただしこの3匹で絶対に突破できないポケモンがいるため、補完エースもう一匹or毒菱等のサポートをできるメンバーでしりとりを羅列した。

・電気セグレイブの勝てない相手:ラウドボーン、ドドゲザン、(ヘイラッシャ)

・水ポッドデスの勝てない相手:チオンジェン・ミミッキュ、悪テラスドオー、トドロクツキ、負けん気ドドゲザン、アラブルタケ

・炎クエスパトラの勝てない相手:トドロクツキ、イーユイ、ディンルー、悪テラスドオー、バンギラス

 初手置きに関しては、エースとデバフ中継ぎをしりとりでつなげるなかで、相手の起点にならないポケモンを探した。

2.しりとり

 客観的に評価するため、それぞれに点数をつけて、合計点の高いものをピックアップした。点数の内訳は以下。

強い初手置き 1.0  その他の初手置き0.5-0.2

強い中継ぎ1.5        その他の中継ぎ0.5-1.0

強いエース1.5   その他のエース0.5- 1

 

そのなかで、点数の高かった構築が以下の5つ。

1-3_5.3点
セグレイブ(1.5)   プーピック

クレッフィ(0.3)   イダイナキバ(1.0)

ハバタクカミ(1.5)  ミガルーサ(1.0)

 

1-5_5.1点
セグレイブ(1.5)   フラージェス(0.5)

スリーパー   ハバタクカミ(1.5)

ミガルーサ(1.0)   サザンドラ(0.6)

 

2-1_4.6点
エスパトラ(1.5)  ラランテス

スリーパー       ハバタクカミ(1.5)

ミガルーサ(1.0)   サザンドラ(0.6)

 

3-7_5.2点
キノガッサ(1.0)  サケブシッボ(0.5)

ポットデス(1.2)   スリーパー

ハバタクカミ(1.5)  ミガルーサ(1.0)

 

3-9_5.2点
トドロクツキ(1.0) キノガッサ(1.0)

サケブシッボ(0.5) ポットデス(1.2)

スリーパー        ハバタクカミ(1.5)

 

 練習会に参加する中でトドロクツキが多すぎたことから、ポットデス軸とクエスパトラ軸はあきらめ、セグレイブ軸の1-3を選択した。

 セグレイブで勝てない相手にミガルーサが全員勝てそうな気配がしたため、この構築にした。

 

他の没案は最後に載せているので、興味のある方は是非。

 

3.個体解説

 しりとりを書くので、疲れたので、超簡単に。

3-1.イダイナキバ 襷 草テラス

・調整 A特化のAS。

じゃれつくの技外しがいやすぎて、アイススピナーとぶちかましの2ウェポン。

高速スピン+がむしゃらが偉すぎて、テラスタルを誘発した後に相手のHPをミリまで削る動きが強かった。最速キノガッサと再戦したときのための、草テラス。

3-2 ハバタクカミ ブーエナ 炎テラス

いつもの個体。ドヒドイデが多すぎて、機能停止になることも多かった。

3-3 セグレイブ イカサマダイス 電気テラス

いつもの個体。ドラパルトが多すぎて、龍の舞一回で抜けないことがつらかった。

3-4 ミガルーサ オボンの実 格闘テラス

1回身を削るで最速ドラパ抜き。ドドゲザンを役割対象としているために格闘テラス。

練習会ではラウドボーンやヘイラッシャを破壊して、信頼していたが、本番では、全く当たらず、選出機会なし。

3-5_クレッフィ こだわり眼鏡 地面テラス

奇襲枠。再戦でどうしようもない相手を奇襲するための眼鏡。

ドクガ等に打点を持てるための、地面テラバ

3-6_ブーピック 突撃チョッキ フェアリーテラス

ブーピックで一番使えそうな型。役割対象はいない。(笑)

 

4.大会の振り返り

 結果は8勝6敗の最終レート1533。

f:id:Penpenpendlar:20230716020430j:image

 全試合、イダイナキバ+ハバタクカミ+セグレイブしか出せなかった。(笑)

 考察とは・・・・(笑)

 ドラパルト+ドヒドイデの並びが多く、ハバタクカミがうまく機能できずに、ドラパルトにやられた試合が多かった。

 前半負けすぎて、記憶がないです。。。。。

 

5.しりとり案

しりとりの候補案は、エースの軸ごとに以下。

■1 セグレイブ、ハバタクカミ軸

1-1_4.0点
セグレイブ(1.5)   フリージオ(0.2)

オーロンゲ(0.5)   ケンタロス(0.3)

スリーパー          ハバタクカミ(1.5)

 

1-2_4.8点
セグレイブ(1.5)   ブラッキー(0.5)

キノガッサ(1.0)   サンダース(0.3)

スリーパー     ハバタクカミ(1.5)

 

1-3_5.3点
セグレイブ(1.5)   プーピック

クレッフィ(0.3)   イダイナキバ(1.0)

ハバタクカミ(1.5)  ミガルーサ(1.0)

 

1-4_4.5点
セグレイブ(1.5)   ブーピック

エスパトラ(1.5)  ラランテス

スリーパー     ハバタクカミ(1.5)

 

1-5_5.1点
セグレイブ(1.5)   フラージェス(0.5)

スリーパー   ハバタクカミ(1.5)

ミガルーサ(1.0)   サザンドラ(0.6)

 

1-6_4.6点
セグレイブ(1.5)   ブロスター(0.3)

ダイオウドウ    ウィンディ(0.3)

イダイナキバ(1.0)  ハバタクカミ(1.5)

 

1-7_4.3点
セグレイブ(1.5)   ブロスター(0.3)

ダイオウドウ    ウルガモス(1.0)

スリーパー     ハバタクカミ(1.5)

 

1-8_4.0点

セグレイブ(1.5)   フワライド

ドラパルト(1.0)     トロピウス

スリーパー      ハバタクカミ(1.5)

 


■クエスパトラ、ハバタクカミ軸

 

2-1_4.6点
エスパトラ(1.5)  ラランテス

スリーパー       ハバタクカミ(1.5)

ミガルーサ(1.0)   サザンドラ(0.6)

 

2-2_4.5点
エスパトラ(1.5)  ラッキー

ギャラドス(0.5)   スリーパー

ハバタクカミ(1.5)  ミガルーサ(1.0)

 

2-3_4.0点

ドラパルト(1.0)   ドクロッグ

エスパトラ(1.5)     ラランテス

スリーパー           ハバタクカミ(1.5)

 

2-4_4.0点
イダイナキバ(1.0)   バカドック

エスパトラ(1.5)      ラランテス

スリーパー        ハバタクカミ(1.5)

 

2-5_3.8点
ハッサム(0.5)    ムクホーク(0.3)

エスパトラ(1.5)  ラランテス

スリーパー    ハバタクカミ(1.5)

 

2-6_4.5点
マスカーニャ(1.0)  ヤドキング(0.5)

エスパトラ(1.5)  ラランテス

スリーパー      ハバタクカミ(1.5)

 

2-7_3.7点
オノノクス(0.7)   スカタンク

エスパトラ(1.5)  ラランテス

スリーパー        ハバタクカミ(1.5)

 

■ポットデス、ハバタクカミ軸

3-1_4.3点

ポットデス(1.2)   スリーパー

ハバタクカミ(1.5)  ミカルゲ(0.3)

ゲンガー(0.8)           カジリガメ(0.5)

 

3-2_4.2点
ポットデス(1.2)   スリーパー

ハバタクカミ(1.5)  ミニープ

フラージェス(0.8)  ストリンダー(0.7)

 

3-3_4.2点
ポットデス(1.2)  スリーパー

ハバタクカミ(1.5) ミニリュウ

ウェーニバル(0.8) ルカリオ(0.7)

 

3-4_4.4点
ポットデス(1.2)  スリーパー

ハバタクカミ(1.5) ミニリュウ

ウルガモス(1.0)  ストリンダー(0.7)

 

3-5_4.7点
ポットデス(1.2)  スリーパー

ハバタクカミ(1.5)     ミミズズ(0.5)

ストライク            エスパトラ(1.5)

 

3.6_4.2点
ポットデス(1.2)  スリーパー

ハバタクカミ(1.5)  ミミズズ(0.5)

スナノケガワ(0.5) ワルビアル(0.5)

 

3-7_5.2点
キノガッサ(1.0)  サケブシッボ(0.5)

ポットデス(1.2)   スリーパー

ハバタクカミ(1.5)  ミガルーサ(1.0)

 

3-8_4.2点
カラミンゴ(0.5)  コオリッポ

ポットデス(1.2)   スリーパー

ハバタクカミ(1.5)  ミガルーサ(1.0)

 

3-9_5.2点
トドロクツキ(1.0) キノガッサ(1.0)

サケブシッボ(0.5) ポットデス(1.2)

スリーパー        ハバタクカミ(1.5)

 

3-10_4.0点
ゲンガー(0.8)  カラミンゴ(0.5)

コオリッポ  ポットデス(1.2)

スリーパー  ハバタクカミ(1.5)

 

【SV S7 最終366,570位(R1915)】 カミ様と鼠一家とティーパーティー

f:id:Penpenpendlar:20230701184613p:image

 

1 はじめに

 ポケモンSVのS7で最終366位を達成したため、備忘録として構築記事を書かせていただきます。

 TN ぺんどーら 最終366位 レート1915

 TN 武蔵坊弁慶 最終570位 レート1879

f:id:Penpenpendlar:20230701184851j:image

 レギュCでは全てで3桁中盤を取れたので、ひとまず満足です。最終日が金曜日ということもあって、最終日は12時間ぶっ通しで潜れる貴重なシーズンでした。

構築のコンセプトは先月と同じく「交換ボタン・読みあい・禁止!初手で荒らしてハバタクカミで起点をつくって、裏で積んで全抜き」です。

 全試合、初手要因→ハバタクカミ→エースの選出で、ボタンを機械的にポチポチ押すだけです。

 初手要因の荒らし性能+ハバタクカミの仕事範囲の広さ+エースの全抜き性能によって、どんな構築に対しても戦えます。特に初手要因の荒らしが成功した試合は、2ターンで終わってしまうも結構ありました。

2構築の組み方

2.1 基本的な考え 

 以下の理由から、ポケモンのプレイングが難しくて勝てないと思っている人には、素早さ上昇の積み展開のサイクルが1番手っ取り早く勝てると考えています。

・やることが全試合同じなので、プレイングミスが出なく、ノーストレス

・同じサイクル構築だと、強い人には絶対勝てない

・サイクル構築、対面構築だとテラスタル択のじゃんけんが多少発生し、勝率が安定しない

・今の強い天然ポケモンや上からアンコールするポケモンが多い環境だと、1匹で全抜きは難しいので、ある程度展開しながら場作りした方が強い

・積みポケモンに身代わりor回復技を入れることで、相手のテラスを見れることでテラス択回避可能

 

 ポケモン勝てなくて苦しんでいる方には、とりあえず積み展開構築をオススメします。

 構築を作れさえすれば、ストレスなく対戦できるので、対戦数を稼ぎやすくレートを稼ぎやすいです。

 

2.2 構築の経緯

 基本はS3のゆぽんさんの構築がめちゃくちゃ使いやすく再現性が高いので、この構築をベースとしています。

<【SVシングルS3 最終434位 2050】パトーラいつもありがとう!|ゆぽん (note.com)>

S6は以下の構築で潜っていました。

f:id:Penpenpendlar:20230602114815j:image

 この中でも、身代わり持ちの電気テラスのセグレイブは物理積みエースでは、最強だと思っているので、そのまま続投しました。

 S6で終盤勝ちきれなかった点は以下です。

・クエスパトラのバトンからのコノヨザルが上位帯では全く選出できない。

・セグレイブが積んでいる間にカイリューの神速圏内に入ってしまう。

・毒菱展開がきつい

 そこでバトン2体を諦めて、カイリューに強い特殊積みエースを探していたところ、S 6で結果を残した生姜さんのポットデスに辿り着きました。

<【S6最終317位/R2000】ラスボス・ポットデス【性別不明統一】|生姜 (note.com)>

 

 とりあえずレンタルで20戦ほど回しましたが、構築自体の完成度も非常に高く、安定して勝てることができたので、ポットデスは調整・テラスタル含めて完全にパクリスペクトさせていただきました。

 次にエースに繋ぐポケモンとしては、どんな相手にも仕事ができるブーエナ持ちのハバタクカミを引き続き採用しました。S 6ではHBほぼ特化の電磁波持ちで使っていましたが、電磁波の必要がなかったので、痛み分けを採用して対面性能の高い、Sラインを高くしたゆぽんさんのハバタクカミの調整をパクリスペクトさせていただきました。

 

 次に初手置きポケモンを考えました。初手置きポケモンとしては、以下の条件です。

・最低限の行動保障があること

・相手に起点にされないこと

・相手の予想を裏切れるポケモンであること

→相手が決めている処理ルートをひっくり返せて、場を荒らすことができるため

 

 まず1匹目としては、襷C特化フルアタ キラフロルを採用しました。以前バンビーさんの動画で紹介されていた技構成そのままです。

<サポート役だと思ってたら…→覚醒したキラフロルで相手を破壊!!破壊!!!【ポケモンSV】 - YouTube>

 C特化と技範囲の広さで裏のハバタクカミ圏内まで削ることが最低限出来つつ、おまけで毒菱が撒けることもあるが強みです。また舐めてくる相手を技範囲とC200の火力によって、2体持っていく上振れも結構あるのも魅力です。また毒菱が刺さりまくっている構築相手には、絶対特殊アタッカー(おもにハバタクカミ)が初手だしされるので、相手の選出を絞ることにも役立っていました。

 

 初手置きの2体目として、HA頑丈レッドカード キョジオーンをS 6に引き続き採用しました。怯みさえしなければ、相手のポケモンを2体割りながら、相手の予期せぬ裏に塩漬けの定数ダメージを最低限いれることができます。相手のキョジオーンメタに強い方なので、キョジオーンの処理ルートを決めている相手のプランを崩せます。

 

 初手置きの3体目として、耐久ぶりのイッカネズミを採用しました。生姜さんのレンタルを使った際に、使用感が良すぎて、そのまま使いました。耐久を振ることで、鉢巻パオジアン等の一部のポケモン以外には最低限行動ができ、相手に対して意味の分からない火力を押し付けることができます。環境で見ることが少ないため、ほとんどの相手が舐めてくることが多く、受けてくるポケモンをすべて破壊していました。

 最終日に、初手のハバタクカミ、ディンルーに好き勝手やられすぎるためにチョッキサーナイトも採用していました。弱くはなかったですが、型がテンプレすぎて相手に負担をあまりかけられなかったので、2時間くらいで使用をやめてしまいました。

 

 まとめると、以下のように自分で考えたポケモンは1匹もいなく、強そうで使いやすいポケモンをパクリスペクトしただけです。笑

■初手置き

・キラフロル :バンビーさんの動画

・キョジオーン:バンビーさんの動画+S5の構築記事

・イッカネズミ:生姜さんの構築記事

■2手目の対面+デバフ

・ハバタクカミ:ゆぽんさんの構築記事

■積みエース

・セグレイブ :ゆぽんさんの構築記事

・ポットデス :生姜さんの構築記事

 

3 個別ポケモン解説

3.1 ポットデス 白いハーブ 水テラスラル

f:id:Penpenpendlar:20230701223425j:image
f:id:Penpenpendlar:20230701223427j:image

・調整 

 H149(108)-×-B121(196+)-C154-D134-S116(204)

S:+2で準速スカーフガブリアス抜き 

・解説

 S7の最強積みエース。チオンジェン・ドオー入り以外にはたいてい選出していた。

 積みエースとして、テラスタルがMustでない点もよかった。特にカイリュー入りに対しては、神速を意識して、テラスタルするタイミングを考える必要あり。

 セグレイブの課題であった積んでいる間にカイリューの神速圏内に入ってしまうという課題をクリアし、カイリューまでも起点にする最強のエース。主な強みは以下。

①対物理ポケモン

 一度積んでしまえば、上から力を吸い取るで物理最強のパオジアンであろうとも起点にできる。パオジアン相手には水テラスすることで、氷の礫を半減にもできる。

②様子見にもなる力を吸い取る

 相手のテラスタルを警戒する場面では、いったん力を吸い取るで様子見する動きが強い。特殊アタッカーでもA50程度はあるので、最低限の回復ができる。

③アシストパワーの火力

 2回からやぶすれば、カイリューマルスケ込みでワンパンできる火力を持つ。

 先制技が気にならない構築相手にキョジオーンやディンルー相手に2回積んで、カイリュー・サーフゴーまで貫く試合も強い

④水テラスの耐性

 技の一貫性・耐久含めて強い。技の補完としては格闘テラス等も迷ったが、耐性の面で水テラスはやっぱり強かった。

⑤採用していないシャドーボールの圧力

 サーフゴーなどはシャドーボールを警戒して、必ずテラスタルを切ってくる。

 

 弱みとしては、積まないorテラスタルしないと全く火力が出ない点。また全ミミッキュに呪いをされて機能停止寸前まで追い込まれるのもつらかった。

 

3.3 セグレイブ イカサマダイス 電気テラスタル

f:id:Penpenpendlar:20230601212255j:image
f:id:Penpenpendlar:20230601212258j:image

・調整 

 H191-A216(252+)-B121(4)-x-D106-S116(252)

S:+1で最速テツノツツミ抜き

・解説 

 S6から引き続き採用の物理エース。技構成含めて変更したいと思ったことが一回もない。

 テラスタルの電気は、ヘイラッシャ・アーマーガアでも止まらないようにするため。全般的に水テラスするポケモンも多く、それらの相手の打点としても強い。

 身代わりを入れることで、チオンジェン、ヘイラッシャに対して強く出れる。むしろ身代わりがないとヘイラッシャ入りに出せなくなってしまうので、ほぼ必須級。

 身代わりを入れても、電気・氷の技範囲で殴るのに困らないのが、1番の強みである。

 持ち物は、つららばりの火力を増強できるイカサマダイス。耐久を削ることなく、安定した火力が出せるので、エースとしての安定感を増すためにはMust。

 積みストッパーであるミミッキュに対しても、つららばりで強く出れるのも良い点。

 本当はキラフロルの毒菱含めてヘイラッシャを崩したかったが、上位帯はだいたい毒をヘイラッシャに入れさせてくれないので、いつも窮屈な戦いを強いられていた。

 SV始まって以来、6/7とほとんどのシーズンで使っているが、いつも安定した活躍をしてくれて、頭が上がらない。

 

3.3 ハバタクカミ ブーストエナジー 炎テラスタル
f:id:Penpenpendlar:20230701223251j:image
f:id:Penpenpendlar:20230701223254j:image

・調整

133(20)-x-106(244)-167(92)-156(4)-191(148+)

・調整意図 ※ゆぽんさんの構築記事参照

S:環境にいるハバタクカミの上をたいていとれる
HB:A特化セグレイブの地面テラスa-2地震+a-4地震+a-4氷の礫を耐え(甘える連打)
HD:C252カミの眼鏡シャドボをマジフレ込みで確定耐え

・解説

  S7の1ヶ月間でも受けループ以外には本当に選出率100%の過労ポケモン

 技構成はメインウェポンのムーンフォースと特殊相手のデバフのマジカルフレイム、物理のデバフの甘える、自身の対面性能をあげる痛み分けで採用。

 テラスタルハッサムのバラパンは強くマジカルフレイムの火力増加にもなる炎。ほとんど切らないが、裏のポットデスでテラスタルを切る必要がないと判断した試合では、切っていた。

 Sのラインは最速ブーエナ型以外には、ほとんど勝てたので、使いやすかった。

 正直ブーエナ持ちのハバタクカミの中では、かなり有名な型にやってしまったが、それでもどんな相手にも仕事をこなせる性能はピカイチだった。

 1番きつかったのは、身代わり瞑想持ちのブーエナハバタクカミだった。身代わりを残されて突破されると、絶対に負けだった。

 解禁されてから5ヶ月連続で使い続けているが、使用感は相変わらず最高だった。

 

 

3.4 キラフロル 気合いの襷 草テラス

f:id:Penpenpendlar:20230701223356j:image
f:id:Penpenpendlar:20230701223353j:image

・調整

H159(4)-x-B110-200(252+)-D106-S138(252)

・火力

無振りイーユイをパワージェムで確定1発

カバルドンをエナボで確定2発

・解説

 初手置きポケモン

   タイプ一致でイーユイをワンパンするパワージェム、タイプ一致で追加効果が強いヘドロ爆弾、岩技と技範囲の補完が良くミラーやテツノドクガ、サーフゴー相手にうつ大地の力、カバルドン、ディンルー相手に打点となるエナジーボール

 最速にしたい場面も多々あったが、裏のハバタクカミ圏内に入れることが1番な役割のため、少しでも火力が高いC特化で採用。

 初手に出すと、ステロ型だと決めつける人が多く、思わぬイージーウィンを10試合に1回くらい起こしていた。ウルガモスが目の前で蝶の舞してきたりと、本当に舐められていたのを、うまくいかせていた。

 このキラフロルがいるおかげで、相手の初手が特殊アタッカーor毒テラスディンルーと絞れるのも強み。

 ブーエナ持ちでないハバタクカミは大抵先発に出てくるので、ハバタクカミ相手にはあんまり出さないようにしていた。

 

3.4キョジオーン レッドカード ゴーストテラスタル f:id:Penpenpendlar:20230601204954j:image
f:id:Penpenpendlar:20230601204951j:image

・調整

H207(252)-167(252+)-B150-x-D111(4)-S49(5v下降補正)

・塩漬けのダメージ計算

無振りイーユイ 60-70%

無振りパオジアン 50-59%

無振りテツノツツミ 43-51%

 

・解説

 初手置きポケモン2

 S6の月末に一気にレート上げに貢献したため、そのまま採用。

 技構成はメインウェポンの塩漬け、対策枠でよく出てくるサーフゴーに強い地震、暇な時に打つステロと起点回避になる大爆発。

 火力特化にすることで、イーユイ、パオジアン、テツノツツミ等には結構な負荷をかけられる。また無振りキョジオーンの塩漬けを身代わり耐え調整している相手にも、想定を崩していける。

 キョジオーンやヘイラッシャの下からレッドカードを発動できるように、Sに下降補正をかけている。個体値はVとなっている影響で最終日にミラーで上を取ってしまったため、S0でもよいが、モロバレルとドオーを上からワンパンする試合も結構あり、そちらを優先した。

 テラスは格闘をすかせるゴーストにしたが一回もしていないので、なんでもよし。

 使い方としては、コノヨザル、ディンルー、カバルドン等のステロ巻き以外には、相手が誰が出てこようが、ひたすら塩漬けを連打する。 

 相手が攻撃してくると、レッドカードで相手の裏にランダムで塩漬け+定数ダメージを与えることができる。

 強い点としては、相手の試合プランを一気にぐちゃぐちゃにできることである。例えば、イーユイやパオジアンやテツノツツミを大事にして高火力を押し付けようと考えている相手に対して、レッドカードで場に強制的に出すことで、塩漬け+定数ダメージ2回与え、ほぼ瀕死まで追い込むことができる。ヘイラッシャやマリルリ等の水タイプやハッサム、サーフゴー等の鋼タイプには、相手が交代しないと定数ダメージだけで半分以上削れる。

 もちろんレッドカードで誰が出てくるかわからないので、運ゲー要素も強く安定しないように思われるかもしれないが、どんな構築に対しても誰かしらに塩漬けが入れられるだけで、仕事としては、十分である。

 大事なことは、余裕のある有利対面でも塩漬けを連打すること。テツノドクガやイーユイ等の有利対面でも相手はとりあえず突っ張ってくる人も結構いる。その中でステロを撒いてしまうと、仕事はだいぶ少なくなってしまう。このキョジオーンの強みは、相手の意図しない裏のポケモンにおおきな削りを入れることであるため、我慢して塩漬けを連打するよう心がけた。

 またH振りだけでも、最低限の耐久はあるため、相手の初手ポケモンの型判別ができるのも強み。特にカイリューの鉢巻判別、イーユイの眼鏡判別できるだけで、セグレイブがどの程度積めば良いかの目安となる。

 弱い点としては、パオジアンとイーユイの怯みで何もできずに瀕死になってしまう可能性がある点とチオンジェンの宿木の種である。特にチオンジェンがいると、塩漬けの定数ダメージが宿木の回復で相殺されてしまうために、チオンジェン入りには選出を避けていた。

 

 

3.6 イッカネズミ 広角レンズ 毒テラス

f:id:Penpenpendlar:20230701223322j:image
f:id:Penpenpendlar:20230701223318j:image

・調整

 H175(204)-A119(188)-B92(12)-×-D100(36)-S154(68+)
調整意図 ※生姜さんの構築記事抜粋

H:16n-1でできるだけ高く
A
ネズミざん10回で無振りカイリューが確定1発
H振りマリルリが確定1発
H振りロトムが確定1発
H4振りセグレイブが超高乱数1発
HB
特化カイリューの鉢巻テラス神速を15/16で耐え
特化テクニシャンキノガッサマッハパンチを15/16で耐え
HD
臆病ハバタクカミの眼鏡ムーンフォースを15/16で耐え
特化イーユイの火炎放射確定耐え
特化サフゴのゴールドラッシュ確定耐え
水テラスツツミのハイドロポンプ確定耐え
S
最速セグレイブ抜き抜き

・解説

 初手置きポケモン

 生姜さんの調整から耐久をすこしいじった型。

 技構成は、メインウェポンのネズミ斬、ゴーストタイプの打点となり、火力もそこそこ出るかみつく、ハバタクカミやミミッキュにうつ電磁波、電磁波と絡めて最強となるアンコール。

 テラスタイプは、受けループのドヒドイデ対面で毒無効にしつつ、格闘も半減にできる毒。

 使う前は半信半疑だったが、初手の飛行テラバカイリューを何もさせずにワンパンしたりと、刺さる試合は本当に強すぎだった。使ったことはない人からしたら、半信半疑だと思うが、強みをあげると以下のことがある。

①襷が不要な対面性能

 襷は結構競合するアイテムのため、余っていないケースが多い。襷がいらない対面駒としての性能はピカイチだった。怯み等を無視すると以下のポケモンにも対面勝てる。

パオジアン、イーユイ、カイリューキノガッサ、テツノツツミ、ディンルーetc

 イーユイ、テツノツツミ、パオジアンの並びを初手で全抜きする試合さえあった。

②超火力による崩し性能

 相手が初手対面を嫌って、裏にひいてきたときに、受かる相手が等倍だと全くいない。

 ネズミ斬の火力は特性込みで300のため、尋常じゃない火力が出る。例えば、ヘイラッシャもほぼ確定2発。守られてもアンコールすれば良いので、後出しを許さない。受けてくるモロバレルやチオンジェンを破壊した試合は2ターンでよく終わっていた。

③対受けループ崩し

 当たった受けループは、ドヒドイデ対面で毒テラスをして、ネズミ斬を撃つだけで試合が終わっていた。ヘイラッシャに対しても、守るをアンコールすればよいので、本当に対受けループとして最強だった。

④対積みポケモン

 初手でよく対面するハバタクカミが悠長に瞑想してくることが多かった。それに対して、電磁波+アンコールで瞑想をアンコールして、引かせることで完全に機能停止させる動きがつよかった。コノヨザルも絶対にビルドアップから入ってくるので、アンコールできる。

 アンコール後は、相手がゴーストタイプであろうとも、ネズミ漸を連打することで圧力をかけられるのも強い。電磁波アンコールが綺麗に決まった試合は全勝だった。

⑤対初手ステロポケモン

 おかたづけという技が有名な影響でステロ・毒菱を撒かせない性能も強かった。

 特に初手に出てきやすいオボンディンルーに対しても、ネズミ斬で確定2発であり、お片付けアンコールを嫌ってステロをまかせないため、ほぼ仕事をさせないのも強み。

 

 唯一の弱点はパオジアン等の拘り超火力系ポケモンにワンパンされてしまうこと。ただし、拘り持ちという情報アドバンテージを得られるだけでも強かった。

 もちろんゴツメ持ちやガブリアスに対しては、めっぽう弱いものの、環境にゴツメ持ちが減っていたのでゴツメに引っかかる試合は、1戦程度であった。

 

 

 

4    選出パターン

考えることは、誰を初手置きするかと、誰をエースにするかの2点のみ

■初手置きの選び方

・格闘ポケモンハッサム、アーマーガア、ガブリアスがいない→イッカネズミ

キノガッサ、チオンジェンがいない→キョジオーン

・それ以外→キラフロル

■エースの選び方

・チオンジェン、ヘイラッシャ、ドオーがいる→セグレイブ

・それ以外→ポットデス

もちろんそれぞれ例外あり

★対受けループ

イッカネズミ+ポットデス+α

基本イッカネズミだけでなんとかあるが、ポットデスでラッキー・ハピナス相手に無限に積んで悪テラスを切らせあと、セグレイブの電気テラバーストの一貫を作る動きを強かった。

5. 苦手なポケモン

・ドオー

1番きついポケモン。ハバタクカミの仕事が制限される。また蓄えるや鈍いで積まれると裏でも全く勝てなくなる。

 

・呪いミミッキュ

ハバタクカミが影うちで縛られやすく、またポットデス対面は必ず呪いをされるので、つらかった。

 

 

6. 感想

 最終日は3ROM1000位スタートから、一気に勝って2ROM300位台まで行ったものの、そこからあと一伸びはできませんでした。

 いつもながら最終日に一気にあげるスタイルなのが反省点です。なんとか最終日2ROM500位スタートで初めて2桁チャレンジしたいですね。

 来季から、ずっと愛用している甘えるハバタクカミが微妙に環境に刺さらなそうなので、一から積み展開構築を作ります。最終日が土日でないために、今月ほどは潜れないと思いますが。

 

 ここまで読んでいただきありがとうございました。

 質問、感想、意見等ありましたら、DMまでお願いします。

 

 

【SV S6最終570位(R1932) レッカキョジから始める髪展開】

f:id:Penpenpendlar:20230601200107p:image

f:id:Penpenpendlar:20230602114815j:image

1 はじめに

 ポケモンSVのS6で最終570位を達成したため、備忘録として構築記事を書かせていただきます。

TN あず 最終570位 レート1932

f:id:Penpenpendlar:20230601202922j:image

 

構築のコンセプトは「交換ボタン・読みあい・禁止!ハバタクカミで起点をつくって、裏で積んで全抜き」です。

 選出パターンは、3パターンから選ぶのみで、試合がはじまってからは決まった行動をして、自分の構築のやりたいことを相手に押し付けます。基本的に積みエースまで万全の状態で繋がれば、ほぼ勝てます。

 

 また、積みエースに「身代わり」を採用することで、テラスタルしてきそうなタイミングでの相手のテラスタルの確認ができて、テラス択のじゃんけんを減らしていました。

 

 私が構築を組む際に、相手のケアできない型をかならず1匹採用します。試合前の相手の試合プランを崩すためです。今回は「HA特化 レッドカード 頑丈キョジオーン」です。前期結果を残した方がいたため、使ってみたら、自分の構築にはまりすぎて、レートを一気に上げる立役者となりました。

 

2構築の組み方

 S5では、鉢巻パオジアンを軸として組んでいたが、結果を残した人が多く、メタの対象となっていたため、一から構築を組み始めた。

 テラス択や相手との読み合い、サイクル等が下手くそなので、読み合いが発生せずに上から自分のしたいことを押し付ける、素早さを上げる積み構築を使うことにした。

 積みエースとしては、まず加速バトンコノヨザルを採用した。自分が S3で使い続けたこともあり、一回場を整えたら、ほとんどのポケモンを3タテする制圧力がある。

 もちろん加速バトン役としたはエスパトラを採用。 S1〜4で使い続けたこともあり、かなり信頼しているポケモンである。

 コノヨザルが突破できないヘイラッシャ、バトン展開を阻害するディンルー等に強い積みエースとして、 S3で FFのゆぽんさん達が使っていた電気テラスのセグレイブを採用した。

 積みエースが積むための起点作りポケモ

ンとしては、甘えるマジフレハバタクカミとした。物理、特殊のあらゆる相手にデバフをかけることができるので、どんな構築にも必ず選出した。

 ハバタクカミ、セグレイブ展開をする際の初手置きポケモンとしては、毒菱襷マスカーニャを採用した。毒菱はハバタクカミのデバフとも相性が良く、毒菱一点読みされることもなく、カバルドンのあくび展開も挑発で阻害することができる。

 最後にマスカーニャが刺さらない構築に対して、雑に仕事が出るポケモンとして、頑丈レッドカードキョジオーンを採用した。最終日3日前まではくエスパトラのバトン先としてに、実況者のバンビーさんの動画で見て、とりあえず使ってみようと思って採用したが、キョジオーンを入れた瞬間順位が嘘のように上がっていき、最後の方はほぼ初手置きしていた。

 

3 個別ポケモン解説

3.1キョジオーン レッドカード f:id:Penpenpendlar:20230601204954j:image
f:id:Penpenpendlar:20230601204951j:image

・調整

H 252 A 252+  D4  S下降補正

・塩漬けのダメージ計算

無振りイーユイ 60-70%

無振りパオジアン 50-59%

無振りテツノツツミ 43-51%

 

・解説

 月末に一気にレート上げに貢献した影のMVPポケモン

 技構成はメインウェポンの塩漬けと対策枠でよく出てくるサーフゴーに強い地震、暇な時に打つステロと起点回避になる大爆発。

 火力特化にすることで、イーユイ、パオジアン、テツノツツミ等には結構な負荷をかけられる。また無振りキョジオーンの塩漬けを身代わり耐え調整している相手にも、想定を崩していける。

 キョジオーンやヘイラッシャの下からレッドカードを発動できるように、Sに下降補正をかけている。個体値はVとなっているが、ただ時間がなく、昔の個体を流用しただけ。

 テラスは格闘をすかせるゴーストにしたが一回もしていないので、なんでもよし。

 使い方としては、コノヨザル、ディンルー、カバルドン等のステロ巻き以外には、相手が誰が出てこようが、ひたすら塩漬けを連打する。 

 相手が攻撃してくると、レッドカードで相手の裏にランダムで塩漬け+定数ダメージを与えることができる。

 強い点としては、相手の試合プランを一気にぐちゃぐちゃにできることである。例えば、イーユイやパオジアンやテツノツツミを大事にして高火力を押し付けようと考えている相手に対して、レッドカードで場に強制的に出すことで、塩漬け+定数ダメージ2回与え、ほぼ瀕死まで追い込むことができる。ヘイラッシャやマリルリ等の水タイプやハッサム、サーフゴー等の鋼タイプには、相手が交代しないと定数ダメージだけで半分以上削れる。

 もちろんレッドカードで誰が出てくるかわからないので、運ゲー要素も強く安定しないように思われるかもしれないが、どんな構築に対しても誰かしらに塩漬けが入れられるだけで、仕事としては、十分である。

 大事なことは、余裕のある有利対面でも塩漬けを連打すること。テツノドクガやイーユイ等の有利対面でも相手はとりあえず突っ張ってくる人も結構いる。その中でステロを撒いてしまうと、仕事はだいぶ少なくなってしまう。このキョジオーンの強みは、相手の意図しない裏のポケモンにおおきな削りを入れることであるため、我慢して塩漬けを連打するよう心がけた。

 またH振りだけでも、最低限の耐久はあるため、相手の初手ポケモンの型判別ができるのも強み。特にカイリューの鉢巻判別、イーユイの眼鏡判別できるだけで、セグレイブがどの程度積めば良いかの目安となる。

 弱い点としては、パオジアンとイーユイの怯みで何もできずに瀕死になってしまう可能性がある点とチオンジェンの宿木の種である。特にチオンジェンがいると、塩漬けの定数ダメージが宿木の回復で相殺されてしまうために、チオンジェン入りには選出を避けていた。

 

3.2 ハバタクカミ ブーストエナジーf:id:Penpenpendlar:20230601211051j:image
f:id:Penpenpendlar:20230601211048j:image

・調整

H 228 B 196+ C 36 D4 S44

・解説

  S6の1ヶ月間で本当に選出率100%の過労ポケモン

 強化アイテムのないハッサムのバレパンを耐えられるまでHBに振り、余りをCと Sに振り分けた。

 技構成はメインウェポンのムーンフォースと特殊相手のデバフのマジカルフレイム、物理のデバフの甘える、クエスパトラの身代わりと相性が良く、暇な時にうつ電磁波とした。

 HBにがっつり振っているため、パオジアン等の高火力物理アタッカー相手にも仕事ができる。

 電磁波の枠は、痛み分け、置き土産、挑発等も考慮に上がったが、イーユイやパオジアンの超高火力アタッカーに上から殴られると、クエスパトラが一瞬でやられるので、今回の構築は電磁波とした。

 この構築は本当にカミの起点作りに依存しているので、ドオーとアーマーガア等の全く仕事ができない相手がいると、構築自体が機能することができないため、負けに直結する。

 

3.3 セグレイブ イカサマダイス

f:id:Penpenpendlar:20230601212255j:image
f:id:Penpenpendlar:20230601212258j:image

・調整 

H 4  A 252+   S 252  

・解説 

 S6のMVP。最後の3日間で、1匹で3タテする試合ばっかりで本当に頼りになるポケモンだった。

 技構成はイカサマダイス込みで威力が保証されるつららばり、ヘイラッシャ、アーマーガアに強い電気テラバースト、積み技の龍の舞、ヘイラッシャのあくび対策の身代わり。

 特に身代わりが偉すぎて、身代わりがないと負けていたという試合は数えきれない。パオジアンの不意打ち透かしや、相手のテラスタルの様子見等、本当に必須の技だった。

 辛い点としては、相手のラス1のカイリューである。マルスケの残ったノーマルテラスカイリューつららばりで倒すためには、2回龍の舞する必要があるが、ノーマルテラス神速を耐えるHPを残しながら、2回龍の舞することができずに、カイリューに負けてしまうことが多かった。

 また相手にエナジーテツノツツミがいる時にも注意が必要。龍の舞のタイミングで出されると負け確定するため、強気の電気テラバーストを押した方が良い場面もある。

 

3.4 マスカーニャ 気合いの襷

f:id:Penpenpendlar:20230601213216j:image
f:id:Penpenpendlar:20230601213219j:image

・調整

A 252 B 4 S252+

・解説

セグレイブを通せそうな構築の初手置きポケモン。特に毒菱の刺さりがすごかったり、チオンジェンやラウドボーンのいる構築には、出していった。

 特性はタイプ一致技しか打たないために、深緑。深緑トラックフラワーの火力はなかなか高く悪くなかった。

 挑発でカバルドンやディンルーの展開を阻止したり、器用なポケモンだったが、ドクガやドオー等の毒タイプがいると、なかなか出せずに、選出率はだいぶ低かった。

 

3.5 クエスパトラ ウイの実

f:id:Penpenpendlar:20230601214007j:image
f:id:Penpenpendlar:20230601214009j:image

・調整

H164 B236+ S108

1加速でテツノツツミ抜き

H 16n-1

B  11n

・解説

 ポケモンSV始まってから、ほとんどのシーズンで採用しているほぼ相棒枠。

 4災の影響で、だいぶ数を減らしたが、ディンルーさえいなければ、まだまだ現役でやれるポケモン

 技構成は、自分でも相手を倒していけるルミナコリジョン、加速ターンを稼ぎつつ麻痺待ちも出来る身代わり、特殊相手に詰ませる瞑想、コノヨザルに繋ぐバトンタッチ。

 ハバタクカミの電磁波後に、身代わりをして、積んでいく動きが強かった。

 テラスタルタイプは、ミミッキュに対して強く出れるノーマル。バトン先のコノヨザルとゴースト弱点が一貫してるために、ノーマル一択だった。

 相手のパーティのディンルー、カバルドンを見ると、吹き飛ばしでなにもできないので、選出はそこまでできなかった。

 

3.6 コノヨザル 食べ残し

f:id:Penpenpendlar:20230601214906j:image
f:id:Penpenpendlar:20230601214909j:image

・調整 

H 190  A 4  B252+ D 4 S60

HP食べ残し効率最高

・解説

エスパトラのバトン先として最強のエースポケモン

 HBにがっつり振っているので、パオジアンにも殴り勝てる。

 テラスタルは鬼火無効、フェアリー半減となる炎とした。毒菱が痛いので、毒でも全然良い。

 特性は威嚇や追加効果で発動機会の多い負けん気とした。やる気も強いが、挑発があるため、なんとかなることの方が多い。

 加速バトンした後は、ヘイラッシャ以外のどんな相手でも3タテができる最強のポケモン

 サーフゴーのスカーフトリックなど一部の動きに弱いので、そこそこ練度が必要。

 

4    選出パターン

・キョジオーン→ハバタクカミ→セグレイブ

基本の選出。迷ったらこの3匹。どんな相手にも必ず勝つ確率を見出せる。

・ハバタクカミ→クエスパトラ→コノヨザル

 ディンルー、ヘイラッシャ、カバルドンがいない構築で、コノヨザルで全抜きできそうなら、まず優先でこの選出。

・マスカーニャ→ハバタクカミ→セグレイブ

毒菱が刺さっていて、かつセグレイブで全抜きできそうな相手に対しての選出。

 

5. 苦手なポケモン

・ドオー

1番きついポケモン。ハバタクカミがまったく仕事ができない。また蓄えるや鈍いで積まれると裏でも全く勝てなくなる。

 

・アーマーガア

ハバタクカミが仕事をできないポケモン。ハバタクカミ対面で鉄壁で積まれると裏でも厳しい。

 

カイリュー

セグレイブでの積み展開のストッパー。神速の火力高すぎ。

 

エナジーテツノツツミ

素早さが高すぎて、こっちが素早さを上げきれていないと、負け確定する。

 

6. 感想

 S5の構築記事の感想では、来月はランクマをお休みすると言っていたのに、なんだかんだ最後の1週間は結局やってしまいました。

 仲間大会に多く参加するなかで、クエスパトラ→コノヨザルの構築の楽しさ強さを再確認して、それを現環境で試したくなったからが主な要因だと思います。

 またFFのおすかるさん達が必死に目標に向かって戦っているのに感銘を受けたのも要因です。

 今月の構築は自分の好みである、相手依存にならない、自分のやりたいことを通す構築で戦えたので、良い構築ができたら、また潜ろうと思います。

 

 ここまで読んでいただきありがとうございました。

 質問、感想、意見等ありましたら、DMまでお願いします。

 

 

【SV S5最終448位(R2000)】破壊神鉢巻悪テラスパオジアン

 

f:id:Penpenpendlar:20230501190400p:image

f:id:Penpenpendlar:20230501213713j:image

終結

TN ぺんどーら 最終448位 レート2000

TN 武蔵坊弁慶 最終604位 レート1956

 最終日の0時までは2ROMとも1840くらいでしたが、そこから爆勝ちして一気に2000まで上がれました。

f:id:Penpenpendlar:20230501104823j:image

1 はじめに

 コンセプトはズバリ以下です。

ステロ・対面・鉢巻パオジアン

 基本コノヨザル、パオジアン、ディンルーの対面構築で、コノヨザルでステロ撒いて荒らした後、パオジアンを無理矢理通します。プレイングや選出が下手くそな私でも、パオジアンをどうやって通すことだけ考えるだけでよく、安定して勝つことができました。

 本当に鉢巻悪テラスパオジアンの火力がエグすぎてそれだけで勝っていたと言っても過言じゃないです。

 

2. 構築の組み方

・構築を組む時の重視する点

 私が構築を組むときに1番考えるのは、相手との認識のズレを生むことができるエースポケモンを採用することです。パワーのあるポケモンで相手の対策枠を破壊すれば、基本裏は受からないです。今回でいうと鉢巻パオジアンは相手の対策枠のウィンディ・ヘイラッシャ等を後出し出来ない型にしているので、それで対策している相手には必勝できます。今回はエースが月初のすぐ見つかったので、補完をやる中で探していました。

 また初手置きポケモンにおいても、相手の認識のズレを出せるポケモンが採用できれば、めちゃくちゃ有利に進めます。

 テンプレの初手置きポケモンだと、相手もそれ用のテンプレの対策を用意しているために、ほとんどアドが稼げずに展開が辛くなります。

 今回はA特化インファイト採用のコノヨザルによって、相手が悠長にディンルー展開してくるところを初手から崩していました。

 

・構築の組む経緯

  S1-4は全てクエスパトラ軸のギミックよりのパーティを使っていましたが、クエスパトラの敵が増えすぎたために、ギミックは一旦諦めました。正直プレイングにも選出にも全く自信がないので、ステロ+高速高火力の1匹のエースを通すだけの簡単な構築とすることにしました。

 私が求めるエースの条件は以下です。

・全試合に出せること

 →使用率の高いポケモン相手でも止まらないこと

・テラスタルがなくても活躍できること

・命中安定技をメインで使うこと。

・メインのテンプレの型でないこと。

 それらを全て満たすのが、鉢巻悪テラスパオジアンでした。自分より遅いポケモンは、全て噛み砕くで粉砕し、自分より早いポケモンも超高火力不意打ちで縛れます。

 キツめなポケモンマリルリ、ヘイラッシャ、ドドケザン等いますが、裏で削れば、すぐ鉢巻悪テラス噛み砕く圏内に入るので、そこまで苦にならなかったです。

 

 パオジアンを通すにあたってのステロ撒きとしては、襷コノヨザルを採用しました。 S3でゆぽんさん達が使っていた型を S4でも使っていたのですが、使用感が良かったため、ほぼ流用しました。

 

 パオジアンが拘った後に、テツノツツミ、ハバタクカミ、スカーフイーユイ、スカーフサーフゴーに上からワンパンされてしまうので、そこら辺を浅く広く見れるチョッキディンルーを次に採用しました。

 基本的には上記3体の対面性能の高さを活かして、進めます。

 上記の3体だと物理に寄りすぎてるかつマリルリ、ヘイラッシャ、テツノカイナがキツすぎるのとフェアリーの一貫が凄まじいために、上から高火力で殴れる眼鏡サーフゴーを採用しました。

 

 次に相手のパオジアンとディンルーもキツく、まだフェアリーの一貫を切るために、HBゴツメハッサムをクッションとして採用しました。

 

 最後のひと枠には、ここまでで苦手な受け対策、ウルガモス、テツノツツミ、チオンジェン、キョジオーン対策として、ブーストエナジーで瞑想身代わりハバタクカミを採用しました。

 最終日2日前までは命の珠を持った身代わりアンコールテツノツツミを採用していましたが、受けに全く勝てなかったので、変更しました。

 

3 個別解説

3.1 パオジアン 悪テラス 拘り鉢巻

f:id:Penpenpendlar:20230501104844j:image
f:id:Penpenpendlar:20230501104846j:image

・調整

159(28)-189(252+)-105(36)-x-86(4)-179(188)

 A:特化

 S:最速テツノドクガ抜き

 HB:カイリュー鉢巻ノマテラ神速を確定耐え

・与ダメージ計算 テラス込み 噛み砕く

 HB特化ヘイラッシャ:48-57% 

 HB特化アーマーガア:65-77%

 H振りハッサム:97-115%

 HB特化カイリュー:71-84%

 HBウィンディ威嚇込み:54-64%

 

・解説

 構築の大エース。

 等倍で受け出し可能なポケモンが存在しないため、シーズン通して95%くらいの選出していた。

 基本このポケモンをどう通すかだけを考える。

 技構成は男のタイプ一致攻撃技のみ。怯みの上振れを評価してつらら落とし、Bダウンを引くとどんな相手でも受からなくなる噛み砕く、先制技なのにありえない火力が出る不意打ち、安定した先制技としての氷の礫。他の技が欲しい場面は一回もなかった。

 テラスタルは悪。氷でも強いが、ヘイラッシャに対して圧力をかけられずに選出しづらくなるために、一貫性の高い悪とした。

 強みとしては、テラス噛み砕くの威力が高すぎて、等倍ポケモンも大抵ワンパンできること。サーフゴー等か抜群を等倍に抑えるテラスをしてもワンパンできるので、圧倒的有利盤面を作ることができる。

 ウィンディやアーマーガア、ギャラドスマリルリ等の対パオジアンポケモンも基本確定2発なので、相手の対策を簡単に破壊できる。

 また自分より早いハバタクカミ、テツノツツミ等には不意打ちでワンパンできるため、眼鏡っぽいときはガンガン不意打ちで攻めていっていた。

 つららで拘ってしまって、引けないときでも、怯みの勝ち筋があるため、トータルの勝率への影響も大きかった。

 またHPを1でも残せば全抜きする性能があるため、HPを雑に扱って、影打読み等で後投げして数的有利を取る動きも強かった。

 唯一の難点は何で拘るかが択になる場面があること。相手の裏読みして技を選択する必要があり、最終日まではなかなかプレミが多かった。

 総じて最強のポケモンだった。来月以降もこのパオジアンだけは使おうと思う。

 

3.2 コノヨザル 気合いの襷 炎テラス

f:id:Penpenpendlar:20230501112122j:image
f:id:Penpenpendlar:20230501211751j:image

・調整

A特化のASぶっぱ

・解説

 ステロ撒きながら、たまに相手を壊滅させるポケモン

 技構成は高火力格闘技のインファイト、メインウェポンの憤怒の拳、カイリューに起点にならないための岩石封じ、メイン役割のステルスロック

 なんといっても偉いのがインファイト。オボンディンルーも高乱数2発のため。ステロ撒きながら、ディンルーを突破できる。そのため、初手で対面した時は、ノータイムでインファイトを押し、2手目でステルスロックを撒く動きが強かった。相手としては襷を削れずにディンルー突破されるのが、最悪のため、テラスタルが交換を促せた。

 特性は最終日に負けん気で採用。それまではやる気で採用していたが、一回も胞子やあくびを打たれなかったことと、甘えるハバタクカミの増加によって変化した。最終日に一戦ハバタクカミを無償突破してイージーウィンした試合があったため、結果的には良かったが、読まれたら試合が崩壊する試合もあるため、安定か上振れかの好みで選ぶことを推奨。

 テラスタルは炎。ミミッキュ等のフェアリー勢を無理矢理突破したり、鬼火ウルガモスを突破したりするため。ただし、1ヵ月で1回しか切らなかった。

 初手飛行テラバカイリューにもアクジェがなければ、岩封+ステロと仕事ができるのが偉いポイント。

 後半爆増したゴツメ電磁波サーフゴーには勝てないが、ディンルーが滅法強いので、なんとかなる。

 難点はミミッキュマリルリ、ソウブレイズ、等にステロを撒くだけで終わってしまうこと。

 月末は、相手がこの辺りを絶対に先発で来ると決めつけてコノヨ展開は諦めていた。

 最終日は岩石封じをほとんど当ててくれた神。

 

3.3 ディンルー 突撃チョッキ フェアリーテラス

f:id:Penpenpendlar:20230501135429j:image
f:id:Penpenpendlar:20230501135426j:image 

・調整

243(100)-165(156+)-146(4)-x-130(236)-67(12)

 A 11nでそこそこ高く

 S ミラー意識の12振り

 D ほぼぶっぱ、残りH

・解説

 テラス込みだと、ほとんどのポケモンと打ち勝てるポケモン

 Aに振らないと、確定数が変わって実質耐久も落ちてしまうので、かなり振っている。

 技構成・テラスタルは本当に一般的なもので、メタられる感じもしなかったので、最後までこのまま使った。地割れはヘビーボンバー、岩石封じ等との選択だったが、地割れがあることで、どの構築にも出せる口実になるため、採用した。事実地割れがないと100%負けの試合を3試合ほど、勝ちにしており間違っていなかったと思う。

 本当にありえない耐久とそこそこの火力で、幅広くいろんなポケモンとやりあえる性能で、なんちゃって対面構築には必要不可欠だった。

 基本はパオジアンが、技を打ち替えたいときに適当に受け出しして、カタストロフィーか地震で削るのがお仕事。

 フェアリーテラスすることで、サーフゴーのゴールドラッシュやテツノドクガのヘドロウェーブがキツくなるので、テラスタルのタイミングは要注意。

 

3.4 サーフゴー 拘り眼鏡 鋼テラス

 

f:id:Penpenpendlar:20230501140342j:image
f:id:Penpenpendlar:20230501140339j:image

・調整

191(228)-x-115-187(132+)-111-123(148)

 H 16n-1でできるだけ高く

 C 11nでそこそこ高く

 S 準速キノガッサ抜きのつもり ミスです笑

・解説

 高火力、高耐久、最高の特性と便利ポケモン。厄災が来た中でも、唯一無二の性能で外せなかった。

 調整・技構成・テラスタルはほぼテンプレ。

 技構成はシャドーボール、ゴールドラッシュまでは確定で、受け崩しのためのトリックとイーユイとドドゲザン対面で打つ気合玉とした。

 ディンルーに対してもゴールドラッシュでダメージがそこそこ出るので、サイクル下で圧力をかけれるのが偉い。

 イーユイの出現によって動きずらいかと思いきや、ディンルーと組み合わせることで、全然選出に絡めることができた。

 

3.5 ハッサム ゴツゴツメット 水テラス

f:id:Penpenpendlar:20230501141027j:image
f:id:Penpenpendlar:20230501141024j:image

・調整

HBほぼブッパ

・解説

 基本選出で3体で勝てないポケモンに強い枠。

 技構成は対面操作の蜻蛉帰り、先制技のバレットパンチ、不利対面を覆す水のテラバースト、パオジアン、ドドケザンに打つインファイトとした。インファイトはほとんど打たないため、鉄壁や剣の舞に変えてもよい。

 テラスタルは水。選出が歪んでしまってドクガ、イーユイ等相手に引けなくなってしまった場合でも相性をひっくり返して数的有利を取れるのが強い。またこの構築で激重なソウブレイズには初手で必ずテラスを切って処理していた。

 マリルリ対面で上から蜻蛉帰りになってしまうのが、イマイチな点。居座ってアクアブレイクを打ってくる人もたまにいて、思わぬ裏への負担がかかる場面も多かった。

 選出率は10%程度でほとんど選出できなかったため、他のポケモンに変えても良いが、出せる試合は活躍して全部勝った気がする。

 あと防御種族値が30高かったら、神だった。

 

3.6 ハバタクカミ ブーストエナジー 水テラス

f:id:Penpenpendlar:20230501210941j:image
f:id:Penpenpendlar:20230501210939j:image

・調整

 S4の構築記事から完全にパクりました。

 あとで載せます。

・解説

 最終日から入ってきた、受け破壊かつ、ウルガモス対策枠。

 技構成はメインウェポンのムーンフォース、積み技の瞑想。キョジオーン、チオンジェン、ドヒドイデを起点にする身代わり、積みミラーに強いサイコショック

 テラスタルは水。ハッサム、イルカマンの先制技を半減にしつつ、拘ったツツミにも強く出れる。

 受け対策専用枠のつもりで採用したが、ガンガン選出に絡むことができた。サイコショックのおかげで受け出ししてくるテツノドクガも簡単に処理できる。

 鋼に対して全く打点がないのが難点だが、出しどころを見極めたら、簡単に全抜きするだけの性能があった。

 素早さがそんなに振っていないので、ミラーやブーエナテツノツツミには要注意。特に悠長に積んだら、身代わりしたターンにテツノツツミの後投げされアンコールされることもあり、

 

4 選出

・基本

コノヨザル+パオジアン+ディンルー

・ヘイラッシャ入り

コノヨザル+パオジアン+サーフゴー

マリルリ入り

サーフゴー+ディンルー+パオジアン

・受けよりの構築

ハバタクカミ+パオジアン+1

 

5 苦手なポケモン

・イダイナキバ

 襷でもめちゃめちゃきついし、ブーエナの積み型だと、ほぼ諦めレベルできつい。数が増えるならば、ハッサムの枠をカイリュー等に変更の検討も必要。

・アラブルタケ

 2回あたって全敗。全く対策していないため、無理。

・ドドケザン

 ほとんど当たらなかったが、全員キツめ。

ミミッキュ

 普通にきつい。特に裏から出てくるとパーティが半壊する。

・テツノカイナ

 サーフゴーで無理矢理削って裏で処理していた

 

6.最後に

 ここまで読んでいただきありがとうございました。正直最終日前まで全く勝てていなかったので、構築記事を書くつもりもなかったです。

 このパオジアンは上手く使うと、本当にほぼ全部のポケモンに勝てるくらいにポテンシャルが高いので、参考になると幸いです。

  SVのランクマはここまで全力投球しすぎて、体も辛いので、一旦休憩してまたルールが変わったら、良い構築を作ろうと思います。

 

【SV S3最終780位(R2016)】クエスコノヨor破壊神セグレイブ

f:id:Penpenpendlar:20230228173536p:image

f:id:Penpenpendlar:20230301194721j:image

 

1.はじめに

 S3の結果は以下でした。

TNぺんどーら 最終1747位 R1940 98勝68敗

TNあず               最終780位 R2016 92勝54敗

f:id:Penpenpendlar:20230301213841j:image

 もっと行けたと悔しい気持ちもありますが、とりあえずSV初3桁を達成できたので、構築記事を残します。

コンセプトは「加速コノヨザルで全抜きor超高火力でゴリ押しサイクル」です。

 戦術は2パターンです。コノヨザルが無理矢理でも通せそうなら①、無理そうなら②です。

①クエスパトラからサーフゴーorコノヨザルにバトン

②セグレイブ、ハバタクカミ、ジバコイルで高火力押し付けサイクル

 よく見るポケモンが多いと思いますが、その中でも鉢巻ドラゴンテラスセグレイブは自分しか使っていなかった気がしています。

 セグレイブを受けにくる全ポケモンを破壊します。例えばHBロトムは確定1発のため、有利と思っている相手を一瞬で崩壊させます。ヘイラッシャ、クレベースも確定2発のため、等倍では基本受けられません。フェアリーテラスっぽい雰囲気があれば、ジバコイルに引いて、ボルトチェンジから高火力を再度押しつけることができます。

 25日辺りまでは5000位辺りを彷徨っていましたが、この構築にしてからは、勝率も7割近くあり、最終日には10連勝近くして、最終3桁を達成することができました。

 

2 構築の組み方

 S 1とS 2で使っていたクエスパトラのバトン軸が使いやすく、自分のプレイングにも合っているために、使い続けることにしました。

 その中でも、S 2の最終2位のコノヨザルへのバトンが強そうだったので、試しに使ってみると、ほとんど全てのポケモンを3タテできるほど強かったので、メインの軸としました。

 しかし初手のハバタクカミに対して、クエスパトラとコノヨザルがゴースト技もフェアリー技も一貫して抜群を取られてしまうので、バトンが成立しないケースがあります。そこで第二のバトン先としてフェアリー半減で全抜き性能も高い隠密マントサーフゴーを採用しました。ゴースト技は一貫しますが、クエスパトラにノーマルテラスを無理やりきることで、一貫を切れます。クエスパトラの裏にコノヨザル、サーフゴーの2体を置くことで、どちらか全抜きできそうな方にバトンするというある程度柔軟な立ち回りができます。

 またバトン展開で貫けなかった時にスイーパーになれるポケモンとして、最速眼鏡ハバタクカミを採用しました。

 

 コノヨザルバトンを使っていく上で唯一貫けないポケモンがヘイラッシャです。ヘイラッシャを無理矢理貫けるポケモンとして、最初は鉢巻ドラゴンテラスカイリューを採用していました。しかし逆鱗の混乱自傷と技固定がネックすぎて、なかなか安定しませんでした。そこでさらに火力を出せて、火力の高い技を連打できる鉢巻ドラゴンテラスセグレイブを採用しました。このポケモンを採用してから、ほとんどヘイラッシャ入りには全勝できるようになりました。

 セグレイブを出す展開では、不利対面で引けるポケモンが必要になりました。そこで、セグレイブが苦手なフェアリー、鋼タイプに強く、対面操作が可能なチョッキジバコイルを採用しました。セグレイブ、ハバタクカミ、ジバコイルの3枚は全員火力が出せて、相性補完も良く、高火力サイクルを形成することができます。

 

3 個体ポケモン解説

3.1 セグレイブ 拘り鉢巻 ドラゴンテラス

f:id:Penpenpendlar:20230301200559j:image

f:id:Penpenpendlar:20230301200611j:image

・調整

準速A特化 

・ダメージ計算

HBロトム    108-127%

ADヘイラッシャ 96-114% 乱数75%

HBヘイラッシャ 62-74%

HBキョジオーン 70-84%

H Dキョジオーン 95-112%

・解説

 この構築の一番の目玉ポケモン

 ほとんど世に出回っていないため、誰も警戒されずに、受けにくる全ポケモンを吹っ飛ばしていました。

 セグレイブ対策で悠々と出てくるHBロトムも確定1発です。オボンA Dヘイラッシャさえも、高確率でワンパンします。アーマーガアとミミズズだけは絶対崩せないので戦術できないです。

 耐久無振りのため、上から抜群を取られるハバタクカミ、マスカーニャ、テツノブジンには、めっぽう弱かったり、襷セグレイブにも弱かったりで、弱みもありますが、出せる試合をしっかり絞ることで、破壊神として活躍が凄まじかったです。

 

3.2 クエスパトラ 気合いの襷 ノーマルテラス

f:id:Penpenpendlar:20230301203534j:imagef:id:Penpenpendlar:20230301203552j:image

・調整

準速C特化

・解説

 初手投げバトン始動要因。

 ある程度読ませて辛い時もあるが、慣れてくると相手の初手の型も予想がつくので、なんとかなるポケモン

 最終週までは、ドラパの鉢巻ドラゴンアロー耐えの調整で使っていたが、鉢巻ドラパルトがほとんど存在しなかったので、C特化に変更。無振りハバタクカミも対面打ち勝てるようになります。また瞑想を一回積んだ後にルミナコリジョンを連打するだけで終わる試合もちょくちょくあり、変更後は勝率がグッと上がりました。

 テラスタイプはノーマル。ミミッキュを無償突破したり、コノヨザル、サーフゴーに対するゴースト技の一貫を切ったりすることができます。

 SV始めてから、一回もパーティから抜いたことがないくらい信頼性が高いポケモンです。

 

3.3 コノヨザル 食べ残し 炎テラス

f:id:Penpenpendlar:20230301204813j:image

f:id:Penpenpendlar:20230301204827j:image

・調整

B特化、Hは食べ残し最大効率、あまりはS

 S 2の 2位の型のリスペクト調整。

・解説

 最強積みエース。場が整えば、ヘイラッシャ以外は全部貫ける神ポケモン。全ポケ勢がまず警戒する型だが、それでも強かった。

 特にクエスパトラに合わせて出てくるセグレイブ、ドドケザンに対して後投げから起点にして全抜きすることができ、凄まじい活躍だった。

 テラスタイプは炎。ハバタクカミのフェアリー技半減、テツノドクガの炎技半減でかつ、炎の体の火傷無効等、メリットが数えきれないほどあり、個人的にこの型なら一択だった。

 

3.4 サーフゴー 隠密マント 飛行テラス

f:id:Penpenpendlar:20230301212446j:image

f:id:Penpenpendlar:20230301212512j:image

・調整

HBベースのテンプレ

・解説

 S 2から使い続けているテンプレ型。主にカバルドン、キョジオーン対策。

 相手にハバタクカミがいてバトン展開する場合はマストで選出していた。

 カイリューの鉢巻飛行テラバーストに受け出せる唯一のポケモン

 

3.5 ハバタクカミ 拘り眼鏡 フェアリーテラス

f:id:Penpenpendlar:20230301212912j:image

f:id:Penpenpendlar:20230301212931j:image

・調整

最速C特化

・解説

 一貫を作れば、眼鏡ムーンフォースを撃つだけで、強いポケモン

 最速にすることで、ミラーも無理矢理解決していました。

 テラスタイプはムーンフォースの火力を底上がするためのフェアリー。

 耐久に一切振っていないので、先制技で簡単に縛られたり、なかなか難しかったです。

 またドオー+アマガ、キョジオーン等には一貫する技がなく、腐ること試合もありました。

 正直この枠は変えてもいいと思っていましたが、カイリュー  に強めな点や、トドロクツキにテラスを切らせる点等偉い点が多く、最後まで一緒に走り抜きました。

 

3.6 ジバコイル 突撃チョッキ 水テラス

f:id:Penpenpendlar:20230301220401j:image

f:id:Penpenpendlar:20230301220418j:image

・調整

ほぼHC特化

・解説

 セグカミラッシャに一体でそこそこ強く出れるポケモン。初手でセグレイブがサーフゴー、ハバタクカミと対面した時の引き先として完璧なポケモン

 テラスタイプはウルガモス、テツノドクガ に強く出れて、ハッサム、セグレイブも誤魔化せる水タイプ。

 4倍弱点持ちのため、採用前はあまり信用していなかったですが、使ってみるとクッションになりつつ、高火力の対面操作技が撃てるため、めちゃめちゃ大活躍でした。 

 ジバコイル採用前は5000位くらいで停滞していたのですが、採用した瞬間勝率が爆あがりして一瞬で2000位まで連れて行ってくれました。

 

 

 

 

4.苦手なポケモン

・襷 テツノブジン

ラスタルを切らないと全員が対面負けるため、劇重ポケモン。これから流行った場合は構築の大幅改善が必要です。

・積み トドロクツキ

 スカーフや鉢巻はどうにでもなりますが、クエスパトラ対面で龍の舞されると、試合終了。正直きつすぎでした。

 

 

5 所感

 好きな加速バトンを軸に、もう一つの軸にびっくりポケモンを一体入れることで、自分のやりたいことをひたすら押し付けられる構築でした。

 最後の3日くらいは、本当に勝ちまくっていたので、もっと早く完成したらと悔しさもあります。

 来月からは仲間大会も実装されるので、ランクマは今月ほどガチで潜ることはなさそうですが、面白い構築を考えて、楽しめればいいかなと思います。

 ここまで読んでいただいてありがとうございました。

 

【SV S 1 最終2317位】壁バトンor壁セグレイブ 交換ボタン禁止!

f:id:Penpenpendlar:20230105172610j:image

f:id:Penpenpendlar:20230105173211j:image

※4体色証です!

 

1.はじめに

 ポケモンSVの初めのシーズンの結果は以下でした。

・メインROM   最終2777位  192勝153敗

・サブROM       最終 2317位      103勝66敗

f:id:Penpenpendlar:20230105203546j:image

 最終3桁を最低目標としていたのですが、擦りもせず悔しい結果となってしまいましたが、死力を尽くしたので、備忘録として残しておきます。

テーマは、

ラスタル択でじゃんけんをしないために、

・テラスタルポケモンと試合の展開を固定

・上から身代わりを貼って、相手のテラスタルの動きをみる

実際は以下の3パターンの展開に固定しています。

①壁ドラパ→クエスバトン→ニンフィア

②壁ドラパ→セグレイブ龍舞→ドドケザン

③ロンゲで荒らす→壁ドラパ→セグレイブ龍舞

 

 積み構築は天然ポケモンに弱いという弱点がありますが、水テラスニンフィアは環境の天然3ポケモン全員に勝てるためカモにしていました。

 実際にこの構築にしてからは勝率7割くらいありました。

 

2 構築の組み方

 ポケモンSV初めのシーズンということで、対面構築、サイクル構築、積み構築などいろいろ試していましたが、本当に25日くらいまでは勝てませんでした。勝てない原因は「相手のテラスタルのケア難しすぎる」ことです。

 そこで、サイクル構築、対面構築は諦め、一方的にやりたいことを再現性高くできる積み構築を選択しました。

 

■第1の軸 加速バトン 水ニンフィア

 第1の軸はクエスパトラの加速によるバトンです。壁張った後、クエスパトラで瞑想を積んでいき、頃合いがよくなったところでバトンします。バトン先としては、クエスパトラが受ける悪技、霊技、虫技を受けられて、ドラパルトのドラゴンアローを無効化できるニンフィアを選択しました。ニンフィアの良い点は、フェアリータイプであることと、天然を倒せるアシストパワーを使える点、テラバーストをテラスタル前後で使い分けが強い点を評価して採用しています。

 初めは天然でかつ上から鬼火ができるラウドボーンで使っていましたが、技の一貫がキツくて、ニンフィアに変えました。

 

■第2の軸  龍舞 命の珠 電気セグレイブ

 加速バトンをする上で、特にキツいパターンが、カバルドン等の強制交代技、ミミッキュ等の呪い、悪巧みサーフゴーの2点です。数も結構増えていたので、その辺りに強く出れる命の珠セグレイブを採用しました。電気テラスタルにすることで、一回龍舞すれば、3タテを量産することができます。

 ただし、珠ダメージや先制技のダメージ等で倒しきれなかった時のスイーパーとして、襷ドドゲザンを採用しました。メタルバーストを採用している個体が環境に少なかったので、警戒される場面は少なかったです。

 

■壁貼り役 ドラパルト

 ある程度相手に壁役だと、断定されづらく、かつ全ポケモンの上から壁を貼れるドラパルトを採用しました。オーロンゲが構築にいるために、ドラパルトはアタッカーだろうと少しでも思わせるのも狙っています。

 相手が初手に無理矢理テラスタルを切ってドラパルトを警戒することも多々あり、そういう試合は簡単に試合を運べました。

 

■ピンポイント採用 鉢巻オーロンゲ

 上記の5体を並べたときに、ドドケザンがキツすぎて毎試合荒らされることに悩まされていました。そのため、ドドケザンを誘って逆に返り討ちする枠として、鉢巻オーロンゲを採用しました。トリックでの受け崩しとしても役割を担っています。最終日で数戦出しましたが、イマイチいかなかったです。

 

3 個体解説

3.1 ドラパルト

f:id:Penpenpendlar:20230105183605j:imagef:id:Penpenpendlar:20230105183621j:image

 

・調整意図

 最速で他は耐久振り。呪い2回で退場できるようにHPは偶数。

・解説

 スカーフポケモン以外の上から壁を貼って、呪いですぐ退場する役割。メインウェポンはドラゴンアローを採用。シャドーボール派の方が多いために、警戒されずにドラゴンポケモンがホイホイ出てくることもあり、壁貼りながら、一体半持っていくこともしばしば。ただし、サーフゴーには何もできずに、起点にされるので、よくやられていた。

 テラスタルタイプはドラゴン。一回だけ、火力を底上げするために切ったが、基本は切らない。

 

3.2 クエスパトラ

f:id:Penpenpendlar:20230105183643j:imagef:id:Penpenpendlar:20230105183656j:image

・調整

196(204)-x-105(196)-121(4)-88(60)-144(44+)

 1加速で最速ドラパ抜き。あとは耐久を均等に振る。身代わり2回でオボンの実が食べれるように、HPは4n。

・解説

 壁下で積んで、バトンするポケモン。積み技の瞑想、バトンタッチは確定。あくび対策や加速を稼ぐ身代わりもほぼマスト。ワンウェポンは、ルミナコリジョンというぶっ壊れ技。挑発されたとしても、悪ポケモン以外は相当負荷をかけられるため、腐らない。ただし、悪タイプのポケモンには何も出来なくなる。

 身代わりとドラパルトの呪いの相性が良く、

身代わりを貼って粘るだけで相手を引かせたりしてアドバンテージを取ることができた。

 素早さのラインは限界まで削ってしまったが、最速サーフゴー抜きまで降れば、トリック対策にもなり、要相談。

 オボンの実込みで3ターンはだいたいの試合で積むことができて、安定感があった。

 テラスタルタイプは悪。苦手な悪技、霊技を半減にしつつ、悪戯心の挑発を無効化することができる。実際はトータル2回くらいしか切っていない。

 

3.3 ニンフィア

f:id:Penpenpendlar:20230105184040j:image

f:id:Penpenpendlar:20230105184056j:image

・調整

193(180)-x-114(228)-148(36+)-151(4)-88(60)

 3加速で最速ドラパ抜き抜き。

 HPは食べ残し最大効率で、Bはほぼぶっぱ。

 残りはC

・解説

 絶対的なエース。命中安定技と身代わりによって、積み構築でありながら、ほとんど運負けがなく、安定感がすごかった。

 技は積み技の瞑想、あくびや塩漬けを防ぐ身代わり。天然ポケモンを破壊するアシストパワー。テラスタルしてもしなくても、使い勝手の良いテラバーストで完全に完結している。

 基本的に積み先としては完璧だったが、弱みとしては、テラスタルした後に、ドラゴン技が通ってしまうことである。

 テラスタルタイプは水。炎が主流のため、完全に水読みされることが少なくてよかった。強みとしては、ラウドボーンを突破できること。ヘイラッシャのアクアブレイクで身代わりが割れないことと、相手の対策の天然ポケモンを狩れるので、水が最適。

 

3.4 セグレイブ

f:id:Penpenpendlar:20230105201835j:image

f:id:Penpenpendlar:20230105201854j:image

・調整

 最速ASぶっぱ

・解説

 最強の技範囲をもつポケモン。一回龍の舞すれば、全抜きでから構築も結構あり、気持ちよかった。一回舞えば、アーマーガアも確定1発という火力。

 唯一の弱みはつららばりの回数。本当に毎回お祈り続けていた。

 テラスタルタイプは電気。ヘイラッシャ、アーマーガア、マリルリ等に圧倒的に強くなるだけでなく、苦手な鋼タイプ半減や電磁波無効と使いやすかった。

 

3.5 ドドゲザン

f:id:Penpenpendlar:20230105202421j:image

f:id:Penpenpendlar:20230105202442j:image

・調整

HAぶっぱ。Sは色違いの中で1番遅い個体に加工補正。

・解説

 襷ストッパー。メタルバーストは1回も警戒されることなく、刺さっていた。

 最終日の朝は不意打ち択が全勝できて、最後の追い上げに貢献した。剣の舞やハサミギロチンを入れていないので、崩し性能が弱いのが難点。

 

3.6 オーロンゲ

f:id:Penpenpendlar:20230105202755j:image

f:id:Penpenpendlar:20230105202817j:image

・調整

191(164)-176(156+)-97(92)-x-96(4)-92(92)

アーマーガア抜き抜き

H振りドドゲザンをドレパンで確定1発

耐久はあまりを効率良く。

・解説

 全ドドケザンにまけていたので、最終日の0時に急遽育成して投入したポケモン

 ただ初手のドドケザンがヨプの実が流行っていて、なかなか行かなかった。

 正直もう少し上手く使えれば、構築の潤滑油となる気もしている。

 

4 キツいポケモン

 初手対面でドラパルトが壁貼って退場できれば、勝率8割くらい勝てるが、その展開が上手く作れないのが、以下のポケモンである。逆に上手く展開できないと、呪われボディが発動しない限り負けという情けない有様である。この点を改善しない限り、これ以上の上は目指せない。

・悪巧みサーフゴー

 ドラパルトが無限に起点にされる。特に加速バトン展開の時には、クエスパトラが全く詰めない。

・スカーフ持ちでドラパルトをワンパンするポケモン マスカーニャガブリアス

 正直呪われボディが発動しないと1ターンで負け確定するくらいキツい。最終日は、初手が鉢巻と襷しか当たらなかったのが、ラッキーだった。

・全ての型のドラパルト

 初手のドラパルトドラパルト対面はこちらには全く引き先がいないので、お祈りドラゴンアローというヤンキー行動をとっていた。

 

5.最後に

 ポケモン剣盾で最後に良い成績を残せて燃え尽きたと思っていましたが、いざ新作が出ると過去最高の対戦数をこなすくらいのめり込みました。

 剣盾の頃からサイクルを全くできない人間なので、SVでも完成度が高く柔軟性の高い構築を探していきたいと思います。

 この構築はまだまだ完成度が低いので、アドバイスや質問があれば、気軽にお願いします。