ペンドラー・バトン 数奇なるポケ日誌

ポケモンの対戦まとめです。

【SV S17 最終241位(R2007) クエスカミイダイorステロ壁炎ポン】

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目次

 

1. はじめに

 子持ちポケ勢のぺんどーら(https://x.com/penpenpendlar/)と申します。ポケモンSVの S17で目標のレート2000、最終300位以内を達成できたので、構築記事を書きたいと思います。

◾️最終結

半年振りのレート2000達成! SV5回目!

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コンセプトは『クエスパトラ→ハバタクカミ→イダイトウの展開リレー』or『ステロ壁炎ポン』の通せる方を通すです!

①展開リレー

1. クエスパトラがテラスタルを絡めて無理矢理一体倒す

2. クエスパトラが相手の2体目にルミナコリジョンを当てて、特防を2段階下げる

3. 速いエナジーハバタクカミが特防が半分となった相手を倒す

4. ラスト一体に対して、ハバタクカミが挑発or削りを入れる

5. 残りを襷イダイトウでスイープする

②壁構築

1.ランドでステロを撒く

2. キュウコンで壁を貼る

3. オーガポンで剣舞して、全部倒す

 

2.構築の組み方

2.1 構築の考え方

 私自身、プレイングがめちゃくちゃ下手でサイクルや対面構築を使うと、全く勝てません。そのために、試合中に考えることをできるだけ減らすことができる展開系の構築を全てのシーズンで使っています。

 展開系の構築は、自分の理想の流れができれば、考えずに勝てる一方で、有名な並びだと相手に流れが読まれやすいという難点があります。そのなかでも勝てるように、できるだけ認識をずらしたポケモンを使うようにしています。

 

2.2 構築の完成経緯

 レギュFでは3ヶ月連続でギリギリ3桁には残ったものの、構築の完成度が低すぎて情けない思いをしていた。そのなかでも過去の構築をブラッシュアップするのが、1番早く構築を作れると考え、S14の構築をベースとして構築作りを開始した。

https://penpenpendlar.hatenablog.com/entry/2024/02/02/191430

S14 構築概要

雨選出(ペリッパー+水ラオス+ブリジュラス)or

対面選出(ダイスカイリューエナジーカミ+襷イダイトウ)

 

 この構築で、1番微妙に感じていたのがカイリューの枠である。そこで2手目のエナジーカミとシナジーのあるポケモンを探していたところ、パルデアの相棒ポケモンである、エスパトラにたどり着いた。

 クエスパトラの採用理由は以下。

1. 加速のおかげで、大抵2回は攻撃できるので、ルミコリ+1発で大抵のポケモンを対面突破可能

2. 対面突破後の相手の2体目に対して、ルミコリを入れることで、ほとんどのポケモンがハバタクカミの技圏内に入る

 実際に使ってみたところ、エスパトラ+ハバタクカミの2体の並びが強すぎて、今月の主軸になると確信した。

 ただ、裏の雨選出が環境に刺さっておらず、ほとんど選出できなかったため、勝ちきれなかった。メンバーシップに入らせていただいているシグマさんに構築相談したところ、壁構築ならば、壁+クエスパトラという形も偽装できて良いのではないかと提案いただいた。そこで、クエスパトラ+ハバタクカミの並びと補完のある壁構築を検討した。

 クエスパトラ+ハバタクカミの並びが強さを発揮できない相手は以下である。

・耐久のある鋼タイプ(ハッサム、アーマーガア、ヒードラン

・ディンルー入り

・チオンジェン

・トリル構築

 これらの構築に強い壁エースを探したところ炎オーガポンにたどり着いた。

 炎オーガポンが、クエスパトラ+ハバタクカミの呼ぶ鋼タイプやチオンジェンに滅法強い。炎オーガポンを通す上で、最大の障壁となるのがカイリューである。そこでカイリューを崩すために、ステルスロックを撒けて、初手に出てきやすいディンルーに強いポケモンとして、ステロ挑発霊獣ランドロスを採用した。

 最後に初手にランドロスを出した際に、パオジアンの引き先にもなれる壁貼り役として、アローラキュウコンを採用した。

 キュウコンと炎オーガポンの技構成等はFFの株式投資の王さんがS16で最終66位を達成した以下の構築記事を参考にさせていただきました。

https://kabushiking.hatenablog.com/entry/2024/04/01/210420#%E7%B5%90%E6%9E%9C

 

実際にこの6体でランクマで試したところ、どちらの軸も通せない構築がほとんどいなかった。残り1週間はひたすら試合数を稼いでいき、プレイングと調整を微調整していくだけでよかった。

 

3. 個別紹介

3.1 クエスパトラ オボンの実

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・調整

C  11n ウーラオスがルミコリでいい乱数で飛ぶ

S   +1で準速135族抜き

耐久はあまりで1番総合耐久指数の良く振り分け。(C特化ブラム乱数耐え)

・解説

 最高の相棒ポケモン

 ハッサム、ディンルー、チオンジェンがいない構築には、本当に1ヶ月間、ほぼ初手に出し続けた。隠密マントを持っているポケモンも減っており、とにかくルミナコリジョンという技が環境に刺さっていた。

 技構成は、メインウェポンのルミナコリジョン、悪タイプに通るマジカルシャイン、ハバタクカミとサーフゴーに打つシャドーボール、様子見しつつS逆転できる守る。守るがとにかく強く、拘りっぽいポケモンの技を見てから、テラスタルするかの判断ができ、立ち回りの柔軟性を広げてくれた。

 テラスタイプはフェアリー。イーユイ、パトジアン、トドロクツキといった高火力悪タイプポケモンが多く、悪半減にしないと出落ちを防げないため。

 しっかり最終日の構築に入ったのは久しぶりだったが、やっぱり強くて最高のポケモンだった。レート2000に3回も連れてきてくれたポケモンなので、本当に感謝しかない。

 

3.2 ハバタクカミ ブーストエナジー

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・調整

S 最速以外で1番速いライン

HB パオのつらら耐え

C あまりで出来るだけ高く

・解説

 クエスパトラとの相性最高ポケモン。解禁以来型を変えながら使い続けている唯一のポケモン

 技構成はメインウェポン2つと、対面性能を上げる瞑想、壁キュウコンや受け系統に強く出れる挑発。挑発の枠は身代わりと迷い続けたが、受け崩しとカイリューの龍の舞を防ぐことを優先にして挑発とした。

 テラスタルは水。バレパン等の鋼技を半減にしつつ、水ラオスにも強く出るため。

 耐久も最低限確保しながら、CとSも出来るだけ高くという欲張り構成にしたが、どちらも充分達成できる調整にできたと思う。

 

3.3 イダイトウ♂ 気合いの襷

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・調整

 意地ASぶっぱ

・解説

 最強のスイーパーポケモン

 前期や前々期に爆流行りしていたが、今月はだいぶ数を減らしたおかげで、マークが弱まっており、刺さりも良くなっていた。

 技構成はテンプレの3つと、抜き性能を抜群に上げる高速移動。

 テラスタルは草技、電気技を等倍にしつつ、メインウェポンの火力を上げるゴースト。

 説明不要ポケモンたが、相変わらずスイーパー性能は最高だった。イバンケアで弱い技から入ってくる相手もいて、襷は刺さっていたと思う。

 高速移動がとにかく強く、パオジアン等の不利な相手を起点にして裏を貫く動きを多く試合ですることができた。

 

3.4 霊獣ランドロス フィラの実

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・調整

H フィラの実の回復効率最大の3nで最大

HB フィラの実の回復込みでA特化水流連打98%耐え

A HBカミを地震で確定2発

S ミラーで上から挑発をうつため、ちょい振り

D 余り(C振っているエナジーカミのムンフォをフィラの実回復込みで3発耐え等)

・解説

 ディンルー、チオンジェンに強めなステロ枠として採用。

 技構成は、テンプレ。

 テラスタルは、氷半減、水等倍かつ、ガチグマのノーマル技を半減にする鋼とした。実際、鋼テラスすることで、トリルターンを枯らし勝つことができた試合もあったので、正解だったと思う。

 持ち物は、フィラの実。正直余っているなら、オボンの実の方が強いと思うが、クエスパトラのオボンの実がマストだったので、近い役割を果たせるフィラの実とした。フィラの実採用をなにか活かせないか考えたところ、防御に少し振るだけで水流連打を耐えられることに気づき、上下の調整とした。

 実を言うと、ランド、キュウコン、炎ポンの3体選出だと、スカーフ水ラオスに水流連打を打たれてるだけ、半壊してしまう。ランドロスを水流連打耐えまで振ったことで、選出時にもウーラオスに怯えずに、壁選出という選択肢を取れることが大きかった。

 派手な活躍こそ少なかったが、縁の下の力持ちで、裏に良い展開をもたらしていた。

 

3.5 アローラキュウコン 光の粘土

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・調整

H 16n-1

S 最速ガブ抜き抜き

あまりB

・解説

 ランドロスと相性の良い壁貼り役。

 初手のランドが明確に出し負けるパトジアンに安定してあと投げできる壁役として採用。

 技構成は、コンセプトのオーロラベールと、安定した打点のムーンフォース、相手の展開阻害や裏の積みのサポートとなるアンコール、あくび毒菱対策となるミストフィールド

 テラスタルは、オーガポンの炎技半減かつハバタクカミのメガネムーンフォースを耐えるための炎テラス。一回もきっていないが。

 Sの高いの壁貼り役として、無難に強かった印象。ランドロスがあるおかげで、エナジーカミに上から挑発を撃たれる場面もなかったので、壁貼り役を全うできた。

 

3.6 オーガポン 竃の面

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・調整

A +3テラス蔦棍棒で、ステロ込みでHBカイリューを確定1発

S 上記のキュウコンと同速

H 16n-1

・解説

 ステロ+壁下で全てを破壊する破壊神。

 技構成は、最高火力の蔦棍棒と積み技の剣の舞は確定。残り2つは迷ったが、株式投資の王さんの技構成を真似して使ってみたところ、馬鹿強かったので、使い続けた。特に草分けが強く、電磁波ハバタクカミ、スカーフウーラオス、パオジアンの怯み、零度に怯えずに貫くことができた。

 S調整は、キュウコンと同速にすることで、最初の対面した相手とのS関係を明確にできるようにした。

 耐久と火力のバランスに関しては、最初に思いついたこの構成で過不足を感じなかったので、そのまま使った。

 唯一きつかったのが、カイリューのノマテラ神速。カイリューが裏にいそうな場合は、剣の舞を積む必要があるが、壁ターンがなくなると神速で縛られるので、判断が難しい。

 構築の都合上、壁下のエースを1匹しか採用できないなかでは、1番強いポケモンを選択できたと思う。

 

4.選出

・下記のポケモンがいない場合

⭐︎クエス→カミ→イダイ

ディンルー、チオンジェン、ハッサム、アーマーガア、ヒードランetc

・受けループ

⭐︎キュウコン、クエス、カミ

キュウコンミストフィールドを貼った後、ルミコリ連打して、特殊受けにテラスを切らせる。その後ハバタクカミを着地して、挑発しながら、特殊の役割集中で崩す。

・それ以外

⭐︎ランド、キュウコン、オーガポン

 

5.苦手なポケモン

・鉢巻水ウーラオス

カバルドン

・ヘイラッシャ+チョッキディンルーorカビゴン

 

6. 最後に

 ここまで読んでいただきありがとうございました。自分の自作した構築のなかでは、過去1番納得できる構築にできたと思います。

 使っていても楽しく、最終週は睡眠時間を削って潜り続けていました。

 次からはルールが大きく変わりますが、今回の構築のように、自分が納得できる構築ができるように、考え抜きたいと思います。

 質問やアドバイス等ありましたら、Xまでお願いします。