1 はじめに
ポケモンSV S15において、最終686位を達成したので、備忘録として、構築記事を書かせていただきます。
目標の最終200位以内とレート2000は届きませんでしたが、備忘録と思考の振り返りのために、残しておきます。
はっきり言って構築は弱いです。逆に言えば、伸び代はあると思うので、誰かアドバイスください。笑
■最終結果
TNスカーレット 81勝46敗 レート1978
2構築について
2.1構築コンセプト
『初手対面駒→展開役→積みエースの流れを強く使う』
構築のポイント
①ほぼ全員に先制技持ちを採用
前のポケモンがギリギリ対面的に負けても、先制技で相手の残数を減らせることで、エースの負担を減らせる。
②偽装要素を入れる
私のポケモンの1番なこだわり。分かりやすい偽装要素を入れることで、相手の試合前に想定していた試合プランを崩せる。今回はミミガチグマのトリルを偽装してミミッキュ、ガチグマで起点作成した。効果は不明だが、偽装するデメリットがほぼないので、やったほうがよい。
2.2 構築経緯
前期から相手に使われて1番強いポケモンは、あくび暁ガチグマであった。あくびガチグマを相手に読まれずに使えたら強いのではないかと思い、あくびのなさそうな顔をするために、トリルっぽい並びに偽装することにした。
トリルを貼れるポケモンの中でとして、ピンで役割を持てるポケモンとして、鬼火光の壁持ちの展開役ミミッキュを採用した。以前から使っていたポケモンだが、オーガポンが来てから使うのを躊躇っていたが、役割を絞れば充分強いと感じた。
次に起点作った後の積みエースとして、積みエース最強の剣舞パングロ水ウーラオスを採用。
水ウーラオスと攻撃方面の補完の良い特殊の積みエースとして、瞑想残飯タケルライコを採用。
初手要因として、テラスを切らずに対面勝てる範囲の多いポケモンとして、襷パオジアンを採用。
2体目の初手要因としては、頑丈ブリジュラスを採用。最終日までは、弱点保険カイリューを使っていたが、パオジアンをいると出しづらく、またステロの欲しい展開も増えてきたので、最終日に急遽採用した。
3 個別ポケモン解説
3.1 ブリジュラス ジャポの実 ゴーストテラス
■技構成
■調整
最速CS、あまりB
■解説
初手要因1
ミラーコートとジャポの実によって物理特殊のどちらにも対面強く使えるのが良い点。
最終日の夜に勝てなすぎて新規育成したものの、最終日はほぼ初手出ししていた。
テラスタイプは、神速を透かせるゴーストだが、一回も切らなかった。
ウーラオス対面など、技選択が難しかった。
3.2 パオジアン 気合いの襷 ゴーストテラス
■技構成
つらら落とし、不意打ち、聖なる剣、サイコファング
■調整
いじっぱりAS、あまりB
■解説
初手要因2 。強くてカッコイイポケモン。
出来るだけ広い構築に出せるように、技範囲を広げた構成。
怯みで上振れる試合もあったが、技外しで負けが確定する試合も多く、強く使いこなせることができなかった。
タケルライコを入れたことで、水ウーラオスの選出を抑制したつもりだったが、全然出されまくっていて、きつかった。
3.3 ガチグマ(暁の姿) オボンの実 毒テラス
■技構成
ブラッドムーン、大地の力、真空波、あくび
■調整
219(244)-x-146(44)-176(36+)-106(166)-75(20)
C 11n
Sは同速意識のちょい振り
■解説
展開要因1
この構築の肝。
真空波を持つことで、対面駒としての役割を持ちつつ、あくびでの展開力を兼ねられる。
持ち物は残飯とも迷ったが、残飯エフェクトによってあくびがバレてしまうのと、タケルライコに残飯を渡す必要があったので、オボンの実とした。
テラスタイプは格闘と草が半減の毒。毒菱回収もできるので、それ以外の選択肢を感じなかった。
3.4 ミミッキュ 呪いのお札 水テラスタル
■技構成
影うち、鬼火、光の壁、呪い
■調整
159(228)-154(236+)-106(44)-x-125-116
A 11nでできるだけ高く
HB ウーラオスのテラス水流連打確定耐え
■解説
展開役2
ガチグマが展開のきつい相手の展開役。
炎オーガポンがいなければ、大体出せなくない。
技構成は先制技の影うちと物理相手の鬼火、特殊相手の光の壁、起点阻止の呪い。
持ち物は、影うちの威力アップするための呪いのお札。ハバタクカミ以外にはあまりいきなかったので、つらら怯みを防ぐ隠密マントとかでも良い。
正直火力が生きる場面がサーフゴーとハバタクカミくらいなので、割り切ってBにガッツリ降ったほうが良いかも。
ガチグマが強すぎてあまり出せなかったが、対ハバタクカミ、カイリュー性能の高さは随一であり、充分やれる性能だと感じた。
3.5 水ウーラオス パンチグローブ 鋼テラス
■技構成
■調整
191(128)-198(236+)-121(4)-x-92(92)-124(54)
A 11nの最大値
H 16n-1
S 準速ガッサ抜き抜き
あまりD
■解説
積みエース1
特に普通の構成だが、ヘイラッシャ、エルフーン以外にはなんとかならなくないらい対応範囲が広いのが強みだった。きつめのドヒドイデに対してもテラスを切ってドレインパンチと剣の舞を交互に打ってれば、自己再生を切らせて勝てていた。
テラスタルタイプはフェアリー、エスパー、草半減の鋼。毒と選択だが、エスパーの一貫が気になってしまい、鋼とした。
3.6 タケルライコ 食べ残し フェアリーテラス
■技構成
放電、龍の波動、迅雷、瞑想
■調整
225(196)-x -131(156)-176(20+)-110(4)-112(134)
前期の上位参考
■解説
積みエース2。技構成やテラスタイプ、調整は1番普通の型なので省略。
ウーラオスが倒さなそうな相手全般に強く出れる積みエース。特にトリルガチグマ、ヘイラッシャに強く出れるのが良い。
ただ瞑想積まないと火力が弱すぎる点や回復が残飯のみで足りない点など、求める積みエースからは少しずれていた気がする。
4 選出パターン
基本選出
ブリジュラス+ガチグマ+ウーラオス
パオジアンやミミッキュは刺さっていそうであれば、出す。
ガチグマと水ラオスが通しずらいし、初手要因の2体も対面勝てない。
5. 反省
ここまで読んでいただいた上で申し訳ないが、構築的には使っていて全くしっくりこなかった。勝った試合も全てウーラオスのパワーで誤魔化していただけで、構築が上手く使えていたわけではない。
理由はいろいろあるが、1番な理由が初手要因でのアドがほとんど稼げなかったことだと思っている。
さらにその理由を深掘りして推測する。相手視点で、ミミガチグマのトリル構築を警戒する場合は、ミミッキュは2番手に出すために、初手として、テラスに依存せず、数的有利を取りにくるポケモンが来るだろうと考える。私の構築でいうと、行動保証があってパワーの出せる襷パオジアンか頑丈ブリジュラスである。つまり相手はその2体に強いポケモンを初手出しするという思考になる。
ミミガチグマのトリルを偽装して、偽装が成功したとしても初手を読まれることで、後手後手に回り、苦しい試合展開になってしまうことが多かった。
構築の改善点としては、相手にバレずに強い初手要因を見つけるorトリル偽装のトリル貼り役を変えることである。
最終日付近はずっと初手要因を探していたが、全く見つからなかった。(ブリジュラスが精一杯)
トリル偽装要因は、偽装だけならクレセリアの方が良かったと思っているが、ミミッキュの展開性能も捨て難いので、どっちが良いか結論が出ていない。
6. 最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。正直強い構築を作れなかったので、悔しさしか残っていないです。
敗因はいろいろありますが、1つは25日までレート上げ構築で使っていて、メインの構築を試す期間が短すぎたことも敗因の1つだと思います。最終日前日にタコ負けした時には、そこから、ブリジュラスを入れるしかできませんでした。
S16では、せめて自分の納得できる構築を作りたいと思います。