最終結果
TN ぺんどーら 最終448位 レート2000
TN 武蔵坊弁慶 最終604位 レート1956
最終日の0時までは2ROMとも1840くらいでしたが、そこから爆勝ちして一気に2000まで上がれました。
1 はじめに
コンセプトはズバリ以下です。
ステロ・対面・鉢巻パオジアン
基本コノヨザル、パオジアン、ディンルーの対面構築で、コノヨザルでステロ撒いて荒らした後、パオジアンを無理矢理通します。プレイングや選出が下手くそな私でも、パオジアンをどうやって通すことだけ考えるだけでよく、安定して勝つことができました。
本当に鉢巻悪テラスパオジアンの火力がエグすぎてそれだけで勝っていたと言っても過言じゃないです。
2. 構築の組み方
・構築を組む時の重視する点
私が構築を組むときに1番考えるのは、相手との認識のズレを生むことができるエースポケモンを採用することです。パワーのあるポケモンで相手の対策枠を破壊すれば、基本裏は受からないです。今回でいうと鉢巻パオジアンは相手の対策枠のウィンディ・ヘイラッシャ等を後出し出来ない型にしているので、それで対策している相手には必勝できます。今回はエースが月初のすぐ見つかったので、補完をやる中で探していました。
また初手置きポケモンにおいても、相手の認識のズレを出せるポケモンが採用できれば、めちゃくちゃ有利に進めます。
テンプレの初手置きポケモンだと、相手もそれ用のテンプレの対策を用意しているために、ほとんどアドが稼げずに展開が辛くなります。
今回はA特化インファイト採用のコノヨザルによって、相手が悠長にディンルー展開してくるところを初手から崩していました。
・構築の組む経緯
S1-4は全てクエスパトラ軸のギミックよりのパーティを使っていましたが、クエスパトラの敵が増えすぎたために、ギミックは一旦諦めました。正直プレイングにも選出にも全く自信がないので、ステロ+高速高火力の1匹のエースを通すだけの簡単な構築とすることにしました。
私が求めるエースの条件は以下です。
・全試合に出せること
→使用率の高いポケモン相手でも止まらないこと
・テラスタルがなくても活躍できること
・命中安定技をメインで使うこと。
・メインのテンプレの型でないこと。
それらを全て満たすのが、鉢巻悪テラスパオジアンでした。自分より遅いポケモンは、全て噛み砕くで粉砕し、自分より早いポケモンも超高火力不意打ちで縛れます。
キツめなポケモンはマリルリ、ヘイラッシャ、ドドケザン等いますが、裏で削れば、すぐ鉢巻悪テラス噛み砕く圏内に入るので、そこまで苦にならなかったです。
パオジアンを通すにあたってのステロ撒きとしては、襷コノヨザルを採用しました。 S3でゆぽんさん達が使っていた型を S4でも使っていたのですが、使用感が良かったため、ほぼ流用しました。
パオジアンが拘った後に、テツノツツミ、ハバタクカミ、スカーフイーユイ、スカーフサーフゴーに上からワンパンされてしまうので、そこら辺を浅く広く見れるチョッキディンルーを次に採用しました。
基本的には上記3体の対面性能の高さを活かして、進めます。
上記の3体だと物理に寄りすぎてるかつマリルリ、ヘイラッシャ、テツノカイナがキツすぎるのとフェアリーの一貫が凄まじいために、上から高火力で殴れる眼鏡サーフゴーを採用しました。
次に相手のパオジアンとディンルーもキツく、まだフェアリーの一貫を切るために、HBゴツメハッサムをクッションとして採用しました。
最後のひと枠には、ここまでで苦手な受け対策、ウルガモス、テツノツツミ、チオンジェン、キョジオーン対策として、ブーストエナジーで瞑想身代わりハバタクカミを採用しました。
最終日2日前までは命の珠を持った身代わりアンコールテツノツツミを採用していましたが、受けに全く勝てなかったので、変更しました。
3 個別解説
3.1 パオジアン 悪テラス 拘り鉢巻
・調整
159(28)-189(252+)-105(36)-x-86(4)-179(188)
A:特化
S:最速テツノドクガ抜き
HB:カイリュー鉢巻ノマテラ神速を確定耐え
・与ダメージ計算 テラス込み 噛み砕く
HB特化ヘイラッシャ:48-57%
HB特化アーマーガア:65-77%
H振りハッサム:97-115%
HB特化カイリュー:71-84%
HBウィンディ威嚇込み:54-64%
・解説
構築の大エース。
等倍で受け出し可能なポケモンが存在しないため、シーズン通して95%くらいの選出していた。
基本このポケモンをどう通すかだけを考える。
技構成は男のタイプ一致攻撃技のみ。怯みの上振れを評価してつらら落とし、Bダウンを引くとどんな相手でも受からなくなる噛み砕く、先制技なのにありえない火力が出る不意打ち、安定した先制技としての氷の礫。他の技が欲しい場面は一回もなかった。
テラスタルは悪。氷でも強いが、ヘイラッシャに対して圧力をかけられずに選出しづらくなるために、一貫性の高い悪とした。
強みとしては、テラス噛み砕くの威力が高すぎて、等倍ポケモンも大抵ワンパンできること。サーフゴー等か抜群を等倍に抑えるテラスをしてもワンパンできるので、圧倒的有利盤面を作ることができる。
ウィンディやアーマーガア、ギャラドス、マリルリ等の対パオジアンポケモンも基本確定2発なので、相手の対策を簡単に破壊できる。
また自分より早いハバタクカミ、テツノツツミ等には不意打ちでワンパンできるため、眼鏡っぽいときはガンガン不意打ちで攻めていっていた。
つららで拘ってしまって、引けないときでも、怯みの勝ち筋があるため、トータルの勝率への影響も大きかった。
またHPを1でも残せば全抜きする性能があるため、HPを雑に扱って、影打読み等で後投げして数的有利を取る動きも強かった。
唯一の難点は何で拘るかが択になる場面があること。相手の裏読みして技を選択する必要があり、最終日まではなかなかプレミが多かった。
総じて最強のポケモンだった。来月以降もこのパオジアンだけは使おうと思う。
3.2 コノヨザル 気合いの襷 炎テラス
・調整
A特化のASぶっぱ
・解説
ステロ撒きながら、たまに相手を壊滅させるポケモン。
技構成は高火力格闘技のインファイト、メインウェポンの憤怒の拳、カイリューに起点にならないための岩石封じ、メイン役割のステルスロック。
なんといっても偉いのがインファイト。オボンディンルーも高乱数2発のため。ステロ撒きながら、ディンルーを突破できる。そのため、初手で対面した時は、ノータイムでインファイトを押し、2手目でステルスロックを撒く動きが強かった。相手としては襷を削れずにディンルー突破されるのが、最悪のため、テラスタルが交換を促せた。
特性は最終日に負けん気で採用。それまではやる気で採用していたが、一回も胞子やあくびを打たれなかったことと、甘えるハバタクカミの増加によって変化した。最終日に一戦ハバタクカミを無償突破してイージーウィンした試合があったため、結果的には良かったが、読まれたら試合が崩壊する試合もあるため、安定か上振れかの好みで選ぶことを推奨。
テラスタルは炎。ミミッキュ等のフェアリー勢を無理矢理突破したり、鬼火ウルガモスを突破したりするため。ただし、1ヵ月で1回しか切らなかった。
初手飛行テラバカイリューにもアクジェがなければ、岩封+ステロと仕事ができるのが偉いポイント。
後半爆増したゴツメ電磁波サーフゴーには勝てないが、ディンルーが滅法強いので、なんとかなる。
難点はミミッキュ、マリルリ、ソウブレイズ、等にステロを撒くだけで終わってしまうこと。
月末は、相手がこの辺りを絶対に先発で来ると決めつけてコノヨ展開は諦めていた。
最終日は岩石封じをほとんど当ててくれた神。
3.3 ディンルー 突撃チョッキ フェアリーテラス
・調整
243(100)-165(156+)-146(4)-x-130(236)-67(12)
A 11nでそこそこ高く
S ミラー意識の12振り
D ほぼぶっぱ、残りH
・解説
Aに振らないと、確定数が変わって実質耐久も落ちてしまうので、かなり振っている。
技構成・テラスタルは本当に一般的なもので、メタられる感じもしなかったので、最後までこのまま使った。地割れはヘビーボンバー、岩石封じ等との選択だったが、地割れがあることで、どの構築にも出せる口実になるため、採用した。事実地割れがないと100%負けの試合を3試合ほど、勝ちにしており間違っていなかったと思う。
本当にありえない耐久とそこそこの火力で、幅広くいろんなポケモンとやりあえる性能で、なんちゃって対面構築には必要不可欠だった。
基本はパオジアンが、技を打ち替えたいときに適当に受け出しして、カタストロフィーか地震で削るのがお仕事。
フェアリーテラスすることで、サーフゴーのゴールドラッシュやテツノドクガのヘドロウェーブがキツくなるので、テラスタルのタイミングは要注意。
3.4 サーフゴー 拘り眼鏡 鋼テラス
・調整
191(228)-x-115-187(132+)-111-123(148)
H 16n-1でできるだけ高く
C 11nでそこそこ高く
S 準速キノガッサ抜きのつもり ミスです笑
・解説
高火力、高耐久、最高の特性と便利ポケモン。厄災が来た中でも、唯一無二の性能で外せなかった。
調整・技構成・テラスタルはほぼテンプレ。
技構成はシャドーボール、ゴールドラッシュまでは確定で、受け崩しのためのトリックとイーユイとドドゲザン対面で打つ気合玉とした。
ディンルーに対してもゴールドラッシュでダメージがそこそこ出るので、サイクル下で圧力をかけれるのが偉い。
イーユイの出現によって動きずらいかと思いきや、ディンルーと組み合わせることで、全然選出に絡めることができた。
・調整
HBほぼブッパ
・解説
基本選出で3体で勝てないポケモンに強い枠。
技構成は対面操作の蜻蛉帰り、先制技のバレットパンチ、不利対面を覆す水のテラバースト、パオジアン、ドドケザンに打つインファイトとした。インファイトはほとんど打たないため、鉄壁や剣の舞に変えてもよい。
テラスタルは水。選出が歪んでしまってドクガ、イーユイ等相手に引けなくなってしまった場合でも相性をひっくり返して数的有利を取れるのが強い。またこの構築で激重なソウブレイズには初手で必ずテラスを切って処理していた。
マリルリ対面で上から蜻蛉帰りになってしまうのが、イマイチな点。居座ってアクアブレイクを打ってくる人もたまにいて、思わぬ裏への負担がかかる場面も多かった。
選出率は10%程度でほとんど選出できなかったため、他のポケモンに変えても良いが、出せる試合は活躍して全部勝った気がする。
あと防御種族値が30高かったら、神だった。
3.6 ハバタクカミ ブーストエナジー 水テラス
・調整
S4の構築記事から完全にパクりました。
あとで載せます。
・解説
最終日から入ってきた、受け破壊かつ、ウルガモス対策枠。
技構成はメインウェポンのムーンフォース、積み技の瞑想。キョジオーン、チオンジェン、ドヒドイデを起点にする身代わり、積みミラーに強いサイコショック。
テラスタルは水。ハッサム、イルカマンの先制技を半減にしつつ、拘ったツツミにも強く出れる。
受け対策専用枠のつもりで採用したが、ガンガン選出に絡むことができた。サイコショックのおかげで受け出ししてくるテツノドクガも簡単に処理できる。
鋼に対して全く打点がないのが難点だが、出しどころを見極めたら、簡単に全抜きするだけの性能があった。
素早さがそんなに振っていないので、ミラーやブーエナテツノツツミには要注意。特に悠長に積んだら、身代わりしたターンにテツノツツミの後投げされアンコールされることもあり、
4 選出
・基本
コノヨザル+パオジアン+ディンルー
・ヘイラッシャ入り
コノヨザル+パオジアン+サーフゴー
・マリルリ入り
サーフゴー+ディンルー+パオジアン
・受けよりの構築
ハバタクカミ+パオジアン+1
5 苦手なポケモン
・イダイナキバ
襷でもめちゃめちゃきついし、ブーエナの積み型だと、ほぼ諦めレベルできつい。数が増えるならば、ハッサムの枠をカイリュー等に変更の検討も必要。
・アラブルタケ
2回あたって全敗。全く対策していないため、無理。
・ドドケザン
ほとんど当たらなかったが、全員キツめ。
普通にきつい。特に裏から出てくるとパーティが半壊する。
・テツノカイナ
サーフゴーで無理矢理削って裏で処理していた
6.最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。正直最終日前まで全く勝てていなかったので、構築記事を書くつもりもなかったです。
このパオジアンは上手く使うと、本当にほぼ全部のポケモンに勝てるくらいにポテンシャルが高いので、参考になると幸いです。
SVのランクマはここまで全力投球しすぎて、体も辛いので、一旦休憩してまたルールが変わったら、良い構築を作ろうと思います。