目次
1. はじめに
子持ちポケ勢のぺんどーら(https://x.com/penpenpendlar/)と申します。ポケモンSVの S21で最終289位を達成できたのに、構築記事を書きたいと思います。
◾️最終結果
TNあず R1973 最終289位
目標としていた最終300位以内を達成できたので、満足しています。
コンセプトは『グラスシード黒バドで全抜き』です。
ちなみにこの構築を使っていたのは最終日の朝3時までで、その時高いROMがR1890,低いROMが2000位まで撤退しようとしていました。そこから撤退のつもりでテキトーに前作ったカイオーガ軸で寝ながらボタンをぽちぽちしていたところ、2ROM1950まで上がって最終的にこの順位を取れたので、そっちの構築の方が強いかもしれません。笑
一応その構築もおまけで簡潔に載せているので、使いたい人はぜひ参考にしてください。
【SV S21 最終738位 カイオーガ始動の対面上振れ構築】 - ペンドラー・バトン 数奇なるポケ日誌
レンタル 黒バド
※消されていたけど、欲しいって言う方がいれば、連絡ください。
2.構築の組み方
基本的にテラスタルを含めた択の絡む構築が苦手なので、SVを通して積み展開系の構築を使っている。またそれを読まれづらいように偽装要素も入れて一点読みされるのを防ぐようにしている。
いろんな上位の構築記事を見ている中で、S18の最終7位のシグマさんの構築のグラスシード黒バドが好みすぎたので、この黒パドを軸として採用することにした。
【S18最終7位】革命共鳴黒バドレックス【ポケモンSV】 - 未来へのバトンタッチ
(シグマさん了承済。いつも素晴らしい構築ありがとうございます)
黒バドの型は一点読みされるのが嫌だったのと、フェアリーテラスのドレインキッス採用とした。
次にグラスフィールドを撒きつつ、黒バド前にSダウンを与えるポケモンとして、原案通りの襷ゴリランダーを採用した。
また初手のゴリランダーがキツいパオジアン、ホウオウ、コライドンの引き先になりつつ、毒菱を撒けるレッドカードキラフロルを採用した。
基本選出は上記3体で、8割くらいの試合はこの3体しか出していない。
グラスシード黒バドは型を一点読みされると強さが半減してしまうために、型の誤認を狙う要素を入れたいと考えた。そこでキラフロルと並べておけば宿木黒バドと誤認されるのを狙って、炎テラスカイリューを採用した。型は基本選出の3体がキツいミライドン+ハッサムに強く出れる炎テラスの炎のパンチ採用とした。
また基本選出の3体で初手ザシアンにボコボコにされてしまうケースが多かったので、ザシアンの取り巻き含めて強めな耐久振りの鉢巻水ウーラオスを採用した。
最後にメタモンがどうしようもない+宿木黒バドっぽく見せる要因として、ステロディンルーを採用した。型は普通のオボンの実のステロ型。
3. 個別紹介
3.1 パドレックス(黒馬)グラスシード フェアリーテラス
・調整
B振り切り
H グラスフィールドの回復意識で16n
C 11n
B+1状態で意地パオジアンのつらら落としが1/3くらいしか入らない
・解説
『全受け全抜き大エース』
原案から、テラスをフェアリーに変更。技もそれに合わせて変更。
元々の役割対象のヘビーボンバー持ちのチョッキディンルーに対する性能は落ちてしまったが、イーユイ、パオジアン、ガチグマ、テラパゴス、カイオーガ等起点にできるポケモンの範囲は増やすことはできたので、その時の環境次第で選択。
防御、特防ともにカッチカッチで、起点さえ作ってしまえば、即勝ちを量産できた。
難しいのが、ザシアン、コライドン、ミライドンとの素早さ関係。抜かれている前提で動くべきかによって技選択が変わってくるので、相手の構築から予想する必要がある場面がある。
3.2 ゴリランダー 気合いの襷 ノーマルテラス
・調整
H グラスフィールド回復意識で16n
ドラムアタック後に黒バドを抜けるように最速
・解説
『全試合初手のえらえらポケモン』
本当に対受けループ以外全試合初手出し。技4つの全部が偉すぎて変えれなかった。
特に後出しされるカイリューに対して、ドラムアタック+挑発によって、黒バドがアンコールや電磁波をケアすることなく自由に積むことができ、最高の起点役だった。
テラスタルは黒バドとメタモン意識のノーマル。展開によっては相手の黒バドに突破されると絶対負けのケースがあるので、その時は迷わずテラスを切っていた。
ルギア、テラパゴス、ルナアーラといった耐久系の禁伝にも滅法強く本当に頼りになるポケモン。初手のハバタクカミにも弱くないので、対戦自体が組み立てやすい。
3.3 キラフロル レッドカード ノーマルテラス
・調整
ミラー意識でS20振り
残りは端数以外HB
・解説
『パオジアンあと投げ要因』
ゴリランダーの不利な物理相手に引いて毒菱撒くのがお仕事。
技構成は、メインウェポンで黒バドやパオを最低限殴れるパワージェム、Sダウンの効果とミラーで強いマッドショット、目の前の相手を毒らせるためのキラースピンと、起点を回避しながら黒バドの起点を作る置き土産とした。剣舞コライドンが無理すぎたので、堪える採用や、フェアリーテラスでマジシャ採用もあり。
とりあえず困った時は出していたが、腐る時も多かったので、出番を減らせる構築変更が必要。
3.4 カイリュー イカサマダイス 炎テラス
・調整
S +1で最速テツノツツミ抜き
H 16n-1
残りA
・解説
『ハッサム絶対殺すマン』
ハッサム狩りポケモン。構築的にハッサムを異様に呼ぶので、対策枠。ミライドン入りに初手出しして、地面テラス顔をしながら、龍の舞をして、ハッサム+ミライドンを葬るというヤンキープレイングを繰り返していた。環境的にミライドン+ハッサムが減少傾向だったので、出番は少なめ。
3.5 水ウーラオス 拘り鉢巻 水テラス
・調整
黒バドのアスビをいい感じに耐え
・解説
『とりあえず破壊神』
ゴリランダーorキラフロルが不要な際に初手で暴れる要因。黒バドがテラスを切る必要のない構築相手は初手からテラスを切って暴れていた。
ただ最終日はマジで1回も選出できなかったので、要検討枠。
3.6 ディンルー オボンの実 毒テラス
・調整
昔のなにかの調整
・解説
『顔枠』
メタモン対策してますと主張するための枠。ただ、そこまでメタモン入りにマッチングしなかったし、メタモン入りに普通にメタモン出されていたので、諸説すぎる枠。
初手の剣舞スケショコライドンにボコられ続けたので、チョッキのフェアリーテラスにして奇襲しに行った方が強いかも。
4.選出と動かし方
4.1 選出
・基本選出 ほぼ8割
・ザシアン入り
・フロルが絶対いらない(パオがいない+毒菱撒かれない)
+1
・受けループ
4.2 動かし方
◾️初手のゴリランダー
・苦手な物理(パオジアン、ホウオウ、コライドン)
キラフロル引き
・それ以外
ドラムアタックから
その後は相手によって倒すか、挑発で起点にするかを考える
◾️意識すること
・黒バドをどれだけ安全に積ませるかが一番大事。電磁波などが入ると機能停止でほぼ負け確定なので、ゴリランダーの挑発を上手く絡める。
・高速移動の積むタイミングを考える。裏にハバタクカミ、ミライドン、黒バドがいる時は、絶対に先に高速移動を積む必要あり。パオジアンとの偶発対面も必ず高速移動を先に積む。
・裏のディンルーの削り。ディンルー入りはまず間違いなく選出される。ディンルー着地前に毒菱を撒いたり、ディンルー着地に合わせてテラスドレインキッスを当てる。
5.苦手なポケモン
・天然ドオー
黒バドが完全に止まるので無理。黒バドが止まる場合は、構築が機能停止するので、絶対対策が必要。
・ザシアン+イーユイ
イーユイで黒バドにテラスタルを切らされる展開がきつい。ザシアンもそもそも重め。
・メタモン
無理。
・初手の剣舞スケショコライドン
最終日3度位ボコボコにされた。後発ならなんとかなるけど。。。
6. 最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
SV始まってから、2ヶ月連続3桁にいけないのが初めてだったので、かなり落ち込んでいましたが、なんとか目標を達成できてほっとしています。
初めて参加したオフにも持っていってベスト8に残れた構築なので、思い入れだけは強いです。
普段仲良くしてくださる皆さん、アドバイスを下さったみなさんありがとうございました。