目次
1. はじめに
子持ちポケ勢のぺんどーら(https://x.com/penpenpendlar/)と申します。ポケモンSVの S18で最終3桁を達成できたのに、構築記事を書きたいと思います。
◾️最終結果
TNスカーレット R1973 最終684位
サブは最高R1976 最終宇宙
結果としては目標のR2000、最終300位以内を達成できませんでしたが、沼り続けたなかで、ギリ3桁に残れてホッとしています。
コンセプトは『コライドンの後攻蜻蛉返りからの晴れ高火力押し付け』です。
1. 明確なコライドン受けがいる構築相手
コライドンの後攻蜻蛉返りから、コライドン受けを崩す
2. 明確なコライドン受けがいない構築相手
とにかく対面的に上から殴っていく。
2.構築の組み方
先月結構が残せた余韻でぼーっとしていて、気づいたら15日なっていた。流石にちょっと構築を考えなきゃと思い、対戦オフの配信やTwitter等を見ていると、環境が以下のように感じた。
・禁伝の同速対決が多い。多分同速対決する構築だと、勝率が高く出来ない
・高火力禁伝に対して、受ける側のメタポケモンを採用して、受けようとしている人が多い。特にヘイラッシャ、カバルドンといった受け特化ポケモンを採用する人が多い。
それならば、高火力禁伝で受けポケモンを誘って、受けポケモンを狩っていけば、簡単に勝てるのではないかと考えた。
そこで思いついたのは、コライドンの後攻蜻蛉返りで、受けポケモンを呼んだところに、原種ガチグマを合わせる動きである。コライドン受けは、カバルドンとヘイラッシャにほぼ任さているなかで、原種ガチグマはこの2体にめっぽう強い。また原種ガチグマを受け出しできるポケモンがほとんど存在しないため、相手の受けサイクルの成立を許さない。また蜻蛉返りから展開することで、ガチグマの根性を最初のターンから発動させることができる。その他物理の役割集中が強い等、この2体の並びが強いと感じたので、構築の軸にすることにした。
ヘイラッシャ以外のコライドン受けとしては、威嚇ランドやシード系のポケモン、ペリッパーなどがいる。その辺りの物理受けポケモンに強く、コライドンの晴れと単純に相性の良い高速特殊アタッカーとして、眼鏡ハバタクカミ、スカーフイーユイ、珠ウネルミナモを採用した。
最後の1枠として、テラスした白バドに強く、火力と範囲が優秀な襷イダイナキバを採用して、構築が完成した。
コライドンの型は、HAチョッキで採用した。上記の様にコライドンを受けてくる構築には蜻蛉返りから、有利なポケモンを後出しする動きをする。明確な受けを設けず対面的に処理する構築に対しては、HAでニトチャを持ったコライドンの高い対面性能を活かして対面的に上から殴ることができる。
この禁伝一体環境では、どんな相手でもパワーの高い禁伝を選出に入れることで、選出パワーを落とさないことが重要だと考えていたので、HAチョッキコライドンはそれを満たしたポケモンだと思う。
3. 個別紹介
3.1 コライドン 突撃チョッキ 炎テラス
・調整
ほぼHAぶっぱ
S +1で最速黒バド抜き
・解説
『役割多すぎ酷使禁伝』
技構成は、タイプ一致技2つと、対面性能を上げるニトチャとコンセプトの蜻蛉返り。アクセルブレイクの枠は最初けたぐりで使っていたが、テラパゴスへの打点等デメリットの方が気になって、安定した威力の出るアクセルブレイクとした。
テラスタルはニトチャの火力を出せる炎。
HPに振り切ることで、チョッキ込みで相当な耐久を持つ。例えば臆病黒バドのアストラルビットも2耐えするので、対面大抵勝てる。
試合によって、高級な脱出パックコータスにもなれるし、スケショカイリューにもなれるしで、本当に腐る試合がなかった。
3.2 ガチグマ 火炎玉 ゴーストテラス
・調整
A 11nでほぼ特化
H 火炎玉ダメージ効率意識
S +2で最速グライオン抜き
D ハバタクカミのテラスムンフォ確定耐え
・解説
『コライドン対策ガチ破壊枠』
技構成は、メインウェポン2つとグライオンに勝つための草分けと剣の舞。
テラスタルはウーラオスのインファの一貫で負ける試合が多かったので、ゴースト。
役割対象のヘイラッシャに対して、地割れを2回以上撃たれると弱いと感じたので、コライドンの蜻蛉返り含め、空元気2発で倒せるようにAをほぼ特化にして火力を優先した。
Sラインは、グライオン以外にあまりいきないと感じたので、最低限に抑えて残りを耐久に回した。そのおかげで禁伝を含めた有象無象に対する対面性能が上がり、役割対象が出てこない試合でも腐ることが少なかった。
月の半ばまでは、本当に環境に刺さりまくっていたが、使用率も上がってきたので、どんどん対策が進んできたので、少し動かしづらくはなっていった。
3.3 ハバタクカミ 拘りメガネ ステラテラス
・調整
H 16n-1
S 最速以外では、1番高そうなライン
HB パオの不意打ち耐え
残りC
・解説
『なんだかんだ最強ポケ』
コライドンを全試合選出するので、常に耐久振りメガネエナジーカミとなり、弱いわけがない。
技構成は、メインウェポン2つと、晴れ下で火力が上がり立ち回りも広げられるマジフレと、ステラで強く使えるテラバースト。マジフレの枠は、パワージェムでも滅びでもよい。
テラスタルはステラ。ほとんど切らなかったが、いざという時の火力の一押しに役に立った。
最初はCSベースで使っていたものの、パオに縛られるのが弱すぎて、最低限の耐久は振って使用感が上がった。
後半爆増した拘り鉢巻カイリューに対して、技選択の択を生む面でも必須のポケモン。ザシアンが増えて少し動かしづらい面もあったが、技選択でなんとか誤魔化していた。
3.4 イーユイ 拘りスカーフ 炎テラス
・調整
最速CS
・解説
『晴れオバヒの火力やばすぎ君』
ほぼ全黒バドを晴れ放射で縛るために採用。
技構成は、当てれば最強のオーバーヒートと使いやすいメインウェポン2つと、コライドン・ウーラオスの打点としてサイコキネシス。
テラスタルは炎技の火力を上げる炎にしたが、一回も切っていない。
晴れ下の炎技が相手のテラスに依存せずに、ほとんどワンパンできるので、バカだった。特に終盤増えたザシアンにも強いのが良い。
来月は、S上げ系の禁伝が増えそうなので、ちょっと動かしづらくなるかも。
3.5 ウネルミナモ 水テラス 命の珠
・調整
ブーストエナジーでS上げで、CS
・解説
『そこそこ耐久、高火力』
イーユイ、ハバタクカミでは、対処が難しいシードオオニューラ・ルチャブルやホウオウ、カイオーガに対して強めのポケモンとして採用。
技構成はメインウェポン2つと、晴れ補正が乗ってハッサム・ゴリランダーに対する打点となる火炎放射、対面性能を高めるアクアジェットとした。
テラスタルはハバタクカミやミライドンに上からワンパンされないための水。炎でも良いが、イーユイとの被りを気にして水とした。
正直あんまり明確な役割対象がいないので、最後まで迷った枠。ただし、他の候補もしっかり来なかったので、最後まで使い続けた。
個人的には先制技が読まれにくく、何度か負け試合を救ってくれた。
3.6 イダイナキバ 気合いの襷 鋼テラス
・調整
ASぶっぱ 火力重視
・解説
『高火力小学生技構成』
上記5体キツいよりの構築に対して、広く浅く強いポケモンとして採用。
技構成はメインウェポン2つと、ホウオウのためだけの岩雪崩とグライオン、ランドロスにうつアイススピナー。岩技は岩雪崩とストーンエッジの択。HBホウオウを高乱数でワンパンするためには、ストーンエッジが必要だが、命中や怯み、HBぶっぱしていないホウオウも多い等もろもろを考えて岩雪崩とした。
他にも高速スピンやがむしゃらなど欲しい技は、無限にあったが、出しどころを考えると他の技を外せなかった。
テラスタルは白バドを意識して鋼。地面技等倍を考えて水テラスでも良いかもしれない。
襷枠でありながら、ウーラオスとパオがいると出したくないため、諸説枠。
4.選出
・黒バド受けサイクル
・黒バト対面
・ザシアン
・ミライドン
・コライドン
・ホウオウ、ダイナなどの受け
・白バド
5.苦手なポケモン
・ミライドン軸
選出を一点読みして、結構裏を一点読みしていた。初手で、テラスを切らされてボルチェンで結構なダメージを入れられる展開がきつい
・白バド軸
高速ポケモンで固めたせいで、結構蹂躙される。テラスを切らせてイダイナキバをうまく通す
6. 最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。正直構築は完成度が低いです。実を言うと、最終日はこの構築は一回も使わずにグラスシード黒バドのみで潜っていました。(そちらの構築はシグマさんの構築記事や動画をみてください)
ただし、コライドンの後攻蜻蛉返り始動という動きだけは強かったので、誰かの参考になると幸いです。