ペンドラー・バトン 数奇なるポケ日誌

ポケモンの対戦まとめです。

【SV S32 最終414位(1879) 初手ドッカーン+ミミイダイトウ】

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目次

1. はじめに

 ぺんどーら(https://x.com/penpenpendlar/)と申します。

 ポケモンSVの S32で最終414位を達成できたので、構築記事を書きたいと思います。目標の200位以内には届かなかったですが、備忘録として残します。

◾️最終結

TN バイオレット 最終414位 R1879

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◾️レンタル(すぐ消えちゃう可能性あり)

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◾️コンセプト

『初手の対面強いポケモンでテラス込みでドッカーンと暴れて、トリルミミッキュ+トリルエース(主にイダイトウ♂)で詰める』

 初手ポケモンをトリル下でも強いポケモン(白バド、カイオーガ)を採用することで、トリルエースを試合中に選べるようにしています。

以下、常態となります。

2 構築経緯

2.1 構築のコンセプト決め

 私自身サイクル構築を全く使いこなすことができないかつ、交代という行動自体が弱いと考えているので、基本的に対面的な展開構築しか使わないことにしている。

 前期の鉢巻白バドの構築は、個人的にはかなりお気に入りだったが、さすがに型バレしてると弱いかつ、サイクル要素があり不安定さが残るため、少し変えたいと考えていた。以下が前期の構築。

【SV S31 最終284位(R1920)ミミガッサ with鉢巻白バド】 - ペンドラー・バトン 数奇なるポケ日誌 

 前期より強い展開構築を作るために、アイデアを探していると、剣盾最強の展開構築『ラプミミノラゴン(初手ダイマミミノラゴン)』に辿り着いた。これは、初手ラプラス等でダイマックスして無理矢理数的有利を取ってから、ミミッキュのトラックルーム+鉢巻ウオノラゴンのエラガミでスイープする構築である。

 ポケモンSVにおいては、最強のトリックルーマーみずもさんが、ウオノラゴンの代わりにイダイトウ♂を使って、大会やランクマで大きな結果を残している。

【第1回デカヌチャンカップ本戦優勝】魄霊ミミイダイトウ - 全ポケモンヤドラン化計画

 レギュIにおいても、この『初手テラス暴れ→ミミッキュ→トリルエース』のシステムを再現すれば、より勝ちの再現性の高い構築をできるのではと考えた。

2.2 ポケモン採用経緯

 上記で説明したように、このシステムは、以下の3つの役割のポケモンから構成される。

①初手荒らしの対面駒(テラスをガンガン切る)

②場づくりポケモン

③トリル下でのスイーパー

 それぞれの役割で強いポケモンを探すことにした。

 まず②のメインとして、トリルミミッキュが間違いなく適任である。行動保障+呪いという最強のトリル要因である。

 次に③のメインとして、みずもさんの原案の適応力イダイトウ♂を採用した。呪いのお札を持たせることで、コライドンやミライドン等のほとんどの禁伝をワンパン可能であり、スイーパー性能は随一である。

 次に①の1匹目に関しては、S30,31で使い続けている鉢巻炎テラバ白バドを採用した。破壊的な火力と超耐久で、ほぼ全ての初手対面で居座れるかつ、鉢巻が警戒されにくい点で適任である。また展開によっては③の役割も兼ねることができ、構築としての選出幅が広がる。

 ①の2匹目に関しては、チョッキフェアリーテラバカイオーガを採用した。Cをかなり振ることで火力も申し分なく、チョッキの耐久によって、撃ち合いにめっぽう強い。イダイトウ♂がトリルエースと読まれないための偽装要素もある。カイオーガもSが早くないので、③にもなれるのが良い。

 ①の3匹目には、剣舞キノガッサを採用した。ここまでの4体ではグライオン、ヘイラッシャがキツく、それの牽制枠でもある。序盤多かったコライドン+ルナアーラグライオンにめっぽう強い。もちろんキノガッサもSが早くないので、展開によってはトリルエースにもなれる。

 最後の1匹は②要因として、後攻の尻尾オーロンゲを採用した。ミミッキュがテラスがないと、ルナアーラに対して無力であるため、ルナアーラに強めな切り替え枠として採用。尻尾トリックで白バドの起点を作る動きが強そうだと感じた。

 このようにして以下の構築が完成した。

①初手荒らし枠 3匹から選択 

白バド、キノガッサカイオーガ

②場づくり  2匹から選択

ミミッキュ、オーロンゲ

③スイーパー  4匹から選択

イダイトウ♂、白バド、キノガッサカイオーガ

 展開構築でありながら、選出パターンが18パターンもあり、対応できる構築の幅を広げることができている。

2.2 取り組み方

 今期は、一つの目標としていた1年間連続での最終3桁がかかっており、最終3桁は絶対に達成したいと考えていた。私の毎月のパターンは、最終日になんとか最終3桁載せるというもので、安定感が欠如していた。そのため、計画的にランクマに取り組み、最終日2日前には最終3桁と考えた。具体的には、自分用のメモを書いてPDCAサイクルを回すことにした。詳細は以下。

Plan 最終レート目標・順位と中間目標を設定

Do ランクマ

Check その日のランクマの振り返り

Action 選出と構築の見直し

 まず、月初に細かい目標を立てて、毎日レートと勝敗をメモっていた。そのおかげでレート目標は予定通り達成できて、最終日にリラックスした状態で迎えられた。日誌自体誰かに見せる用ではなく、殴り書きなので全体公開はしませんが、FF内で見たい方がいれば、連絡ください。

3. 個別紹介

3.1 バドレックス(白馬)拘り鉢巻

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・調整

HD 黒バドの臆病アスビを中乱数(5/8)で耐える

A H振りホウオウをブリランでワンパン

・解説

『初手破壊の王』

 初手暴れ要因兼トリルエース①

 レギュIの初日から使い続けている破壊王。鉢巻ブリランの威力が高すぎて、拘ることがデメリットとならないのが強み。

 テラスタイプは、火傷を防げて炎テラバが強い炎。炎テラバはザシアン、白バド、パオジアンに打ち込む。

 技構成はメインウォポンのブリザードランス、炎テラバースト、氷技と相性補完の良い10万馬力、身代わりムゲンダイナやグライオンに強く出るためのつららばり

 今期もあまり警戒されずに初手から暴れ回っていた。特にザシアンとホウオウ、炎ポンなど一見不利な相手を滅ぼし続けていた。ミライドンのオーバーヒートをどこまで警戒するかは、いつも悩ましかった。ホウオウと組んでいるミライドンはさすがに炎はないと決めつけ、それ以外は結構なケースでテラスを切っていた。

3.2 カイオーガ 突撃チョッキ

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・調整

C 11n

その他はトリル下での運用を考えて耐久振り

・解説

 『ベンチの守り神』 

 初手要因兼トリルエース②

 月初に数が増えていたコライルナに強く出れる枠。

 火力が欲しかったので、最低限の耐久を振って残りはCに振った。

 最初は拘り眼鏡で考えていたものの、初手出しする際に打ち分けられないことが弱すぎるので、突撃チョッキとした。

 テラスタイプはフェアリー。晴れ下でもコライドンに強く出るため。

 ミライドンの数が多くてあまり選出できなかったが、イダイトウ♂の偽装を活かすためにも外せなかった。

3.3 ミミッキュ ゴツゴツメット

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・調整

ほぼHBぶっぱ

・解説

『仕事しすぎポケ』

 今期も大活躍のゴツメミミッキュ。耐久振りのおかげで、ウーラオスの水テラス水流連打くらい余裕で耐える。(鉢巻水テラス水流連打も乱数30%)皮がない状態で鉢巻ランドの地震を耐えたときは驚いた。

 テラスタイプは、前期の水からノーマルに変更。ルナアーラ入りにも選出するための変更。ノーマルテラスを切ると、黒バト対面で白バドにギリ引けたりと強い場面は多かった。

 やることがバレていても、黒バト・コライドンなどの主要伝説に強いのはさすがだった。

3.4 イダイトウ♂ 呪いのお札

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・調整

A特化

H 8n-1

残りほぼB

 S 最遅

・ダメージ計算

威力150お墓参り

 対コライドン 180-214 無振りは確定1発

 対ミライドン 204-220  ほぼ確定1発

・解説

『圧倒的MVP』

 環境に刺さっている最強トリルエース。

 トリル下で伝説を次々とワンパンしていき、完全に構築の要だった。

 技構成は、メインウォポン2つと、先制技のアクアジェットと何かと強い身代わり。身代わりのおかげでヘイラッシャを起点にしたり、ミミッキュの呪いダメージを稼ぎながら相手のテラスタイプを確認したりと、強さを倍増させていた。

 テラスタイプはノーマル。初手要因のテラスがあまり必要ない試合では、イダイトウ♂にテラスを切ることを考える。

 持ち物はお墓参りの火力増強の呪いのお札。コライドン・ミライドンをワンパンするために欠かせないアイテム。命の珠もありだが、ヘイラッシャ等を相手にするときに、珠ダメが大きすぎるので、呪いのお札とした。持ち物込みでのお墓参りの技威力は360。アストラルビットの倍の技威力で、本当に嘘みたいな火力が出る。

 使う前は、ノーマルテラスに引っかかるので少し使いづらいかと思っていたが、一度もノーマルテラス絡みで負けなかった。たぶん白バド・ミミッキュでテラスを切らせていたおかげ。

3.5 キノガッサ 気合いの襷

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・調整

意地AS

・解説

 『初手の荒らし魔』

 前期からの引き続きの採用。出せる試合では間違いなく荒らしていた。

 技構成は、テンプレの3つと積み技の剣の舞。剣の舞があるおかげで、グライオンルナアーラを起点にすることができ、マストで必要だった。

 テラスタイプは、スケショを防ぐためのフェアリー。コライドンのスケショ以外勝ちという盤面でのみ切る。

 前期に引き続き、刺さっている構築にはトコトン刺さっており、申し分なかった。

3.6 オーロンゲ 後攻の尻尾

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・調整

いい感じに総合耐久を高め

・解説

 『ミミッキュの代理』

 ミミッキュが出せない試合の中継ポケモン。ギリギリルナアーラに後出しできる性能。

 技構成は、必須のトリックと、ルナアーラに積まれるのを阻止する挑発、メインウォポンのソルクラと禁伝相手に火力を出せるイカサマ。イカサマの枠は不意打ちとの選択。白バドに強く出るために今回はイカサマとした。

 テラスタイプは、弱点の鋼を半減にしつつ、水ラオスに強く出るための水。

 最終日にほぼ出せなかったし、出した試合は全敗したので、諸説すぎる枠。

 

4.選出と立ち回り

4.1 選出

 基本選出 白バド+ミミッキュ+イダイトウ♂

グライオン入り

キノガッサを絡めた選出にする

・コライルナ

キノガッサカイオーガ、オーロンゲを絡める

 基本は相手の構築に刺さっているポケモンを選出するだけ。

4.2 立ち回り

 初手ポケモンで気合を込めて相手の先発を倒す。2手目のポケモンを見て、相手の裏のポケモンもだいたい予測して、トリルエースを誰にするかを決める。基本はミミッキュは死に出しで出す。どうしてもそれで勝てない場合のみ、ダメージ計算して、耐えれる場合のみ後出しする。

 

5.苦手なポケモン

・ミライドン+水ラオスorパオジアン

 ミライドンがとにかく重いし、ほぼ初手で出てくる。ボルチェンから水ラオス着地が本当によくある最悪のケース。イダイトウ♂はトリル下で、ミライドンにもウーラオスに強いので、なんとかしてイダイトウ♂を通す。

・純正受けループ

 最終日全敗。キノガッサ+白バド+イダイトウ♂で崩すことを考えるが、イダイトウ♂がラッキーに勝てないというキツさ。とりかくキノガッサを倒すことだけを考える。

 

6. 最後に

 ここまで読んでいただきありがとうございました。自分のやりたかったポケモンができる構築は完成したと思います。来季はアルセウスをゲットしなければならないので、控えめにやろうと考えています。

 質問やアドバイス等ありましたら、Xまでお願いします。