■最終結果
自己ベスト更新!
メインロム TN あずさ
最終 168位 レート1907 154勝124敗
サブロム TN Bowker
最終 230位 レート1894 57勝30敗
★コンセプト
対面最強の珠ディアルガの初手ダイマで数的有利を取って、裏で詰める
先月とは並びは全く同じで、悪い点を改善しました。
一部のディアルガを完全に止めてくるポケモンがいる構築以外は全てディアルガを初手投げしていました。
1 はじめに
前期の構築<https://t.co/TM3Pf596Ny>と並びは全く同じで型を一部変えて、挑んでました。
最終日スタートは2ROM400位前後で予定通りでしたが、全然勝てずに1800位くらいまで落ち込みました。諦めかけて惰性で潜っていると、急に勝てるようなって最後は9連勝で自己ベストを更新することができました。対戦をきちんと初めてはや1年、ここまで来れたのは感慨深いです。
構築記事は、前期との構築の変えた点をメインで述べていきます。
2 構築の経緯
元々は今期はランクマをやるつもりがなかったので、いろんな構築を触って楽しそうな構築を探していた。
まず、最初に使ったのはリリバの実ブラックキュレム軸の構築である。龍舞すれば、ザシアンも突破できるという強みに魅力を感じたが、どの対面でも龍舞させてくれずに、ひたすら順位が下がって却下となった。
次に、先月の構築記事のなかで面白そうな並びの組み合わせで、追い風イベルタル+メガネカイオーガとトリルソルガレオ+ホワイトキュレムの両方を採用した構築である。決まった時は気持ちよく勝てるが、そこそこ読まれていて、順位が10000位近くまで落ちて絶望していた。
とりあえず順位を戻すために昨季の構築を使っていたら、一瞬で順位が上がっていった。しかし負ける試合はいつも同じようなパターンで負けていることに気づいた。
1 イベルタルにディアルガがダイマの打ち合いで負けて、そのまま劣勢で負ける
2 ステロ+黒バドに全てを貫かれる
3 ホウオウナットにディアルガが完全に止められる
4 身代わり持ちのザシアン、黒バドに身代わりでダイマを枯らされた挙句、突破される。
まず1のパターンを克服するため、ディアルガにダイアタックを入れて、イベルタルとのダイマの撃ち合いで勝てるようにした。
次に2のパターンに勝てるようにするために、イベルタルを物理にして不意打ちの火力を上げるようにした。詰めに使うだけだったので、打ち分ける必要が少ないと考え、想定外の火力を出せる鉢巻とした。
3のホウオウナットレイに関してはディアルガに岩技を抜いたため、ディアルガでは全く打点がなくなってしまった。そこでホウオウナットレイを倒すために、ゼクロムに格闘技を入れた。
もちろん前期勝てていたディアルガをホウオウで見ている構築に勝てなくなってしまったが、それよりも勝てるようになった相手の方が増えた。
4に関しては身代わりザシアンはダイアタックで無償突破することで解決した。また黒バドに対しては必ずイベルタルを選出して、あと投げすることで、黒バドを機能停止or裏に鉢巻イカサマの負荷をかけることにした。
この変更の中でも、特に鉢巻イベルタルは革命的に強かった。ホームの使用率でも圏外であり、前期の上位記事でも1人もいなかったため、全くケアされていなかった。
3 個別解説
①ディアルガ 命の珠
・調整
175(0)-x-140(0)-222(252+)-121(4)-142(252)
Cは特化
Sは準速
・解説
最強の初手ダイマエース。
ラッキー、ホウオウナットレイ、ルナアーラ、ルギア以外には初手にとりあえず出す。
準速でダイアタックを入れることで、ザシアンの身代わりでダイマを枯らされなかったり、珠イベルタルに勝てるようになって、世界が変わった。
吹雪はグラードン、ランドロス、イベルタル、ジガルデに必須。大地の力もザシアンや黒バド、カイオーガへの打点。徹底抗戦はゼルネアスへの打点や自主退場したいときに便利。
技は使ってみてこれで完結していると思う。
起点作りディアルガも増えてきたので、それ警戒で相手に択をしかけられるのも良かった。
グラードン等に何もさせずにワンパンする試合は、あっさりそのままイージーウィンに繋がる。
今回も小細工でメインロムは色違いのテレパシー、サブロムは通常色のプレッシャーとして、型バレを防いでいたつもりだった。
②ゼクロム 弱点保険
・調整
191(124)-177(52)-141(4)-x-134(108)-151(220+)
耐久ライン
ムゲンダイナ ダイマ砲
無振り 73-88%
億病C特化 88-104%
火力
+3状態で日ネクが受け出ししてきた時に、ダイドラグーン+ダイサンダーで低乱数で落ちる。
素早さ +1で黒バド抜き抜き
・解説
前期からの変更点
ダブルウィング→ボディプレス
ディアルガの技構成を変えた影響で、構築自体がホウオウナットレイに激重になってしまったために、1匹で崩せるようにダイナックル媒体のボディプレスに変更。
1匹で3タテする試合もあったが、なかなか選出できなかった。
相手のルギア入りに対してはゼクロムを投げておきたいが、ルギアがいないと完全に腐る試合もあり、なかなか難しいポケモンだった。
それでもルギアに対する選出抑制としては必要だったと思う。
③イベルタル 拘り鉢巻
・調整
207(48)-135-128(100)-181(108+)-140-151(252)
S 無振りルギア抜き
・解説
今季の中盤のMVP。最終日より前はこのポケモンが刺さりすぎていて、ほとんど最後を締めていた。
コンセプトの先制技の不意打ちと、イカサマ、タイプ一致でマーシャドーにも強いダブルウィング、ホウオウに対する打点となる岩技。
耐久を振ったおかげで、結構な攻撃をなんとか1発耐えられる。
黒バド入りには、絶対選出してあと投げすることで、黒バドを止めるのがメインの役割。
黒バドに後投げしたあとも、鉢巻イカサマはあらゆる相手に受け出しを許さず、ザシアンに半分以上入る。
鉢巻不意打ちの火力も凄まじく、無振りカイオーガに対して8割程度入るので、スカーフオーガを簡単に処理することができる。ザシアンに対しても4割程度入るので、スイーパーとしての性能が抜群だった。
ただし、火力が高すぎるために、鉢巻バレしてしまい、不意打ちで拘ったことがバレた結果負けた試合も数戦あり、黒いメガネでもよかった説もある。
④ザシアン 朽ちた剣
・調整
191(188)-242(236+)-135-x-135-179(84)
H 効率の良い191
S いじっぱりマーシャドー抜き
A 余り、ほぼ特化
・解説
H Aザシアン。調整と技構成も前期から全く変えていない。
素早さのラインは諸説あるが、HAザシアンミラーでもそこそこ勝てるため、悪くない気がする。もっと耐久にまわしても良いが、そこまで耐久が足りないとは感じなかった。
技は巨獣は確定。A特化の威力がでる電光石火も絶対外せない。残り2枠は迷ったが、ゼクロム、ジガルデが重いので、じゃれつくは採用。また日ネク、黒バド、ルナアーラ、ルギアに打点となる噛み砕くを採用した。
最終日に増えたナットレイ、ホウオウの並びに全く打点がないために、選出はしない。
一方で噛み砕くのBダウンを要所要所で引いて行き、日ネクを突破する場面も多く、個人的には噛み砕く採用がめちゃめちゃ活きた。
またヌケニンやルナアーラ、スカーフ黒バド等、ザシアンに強いつもりのポケモンを簡単にメタことができ、その試合は一緒で終わらせられる。
HSザシアンがめちゃめちゃ多いので、ザシアンミラーは結構負けるが、裏のメタモンでコピれば良いので、気にならない。
スカーフカイオーガに対しても、電光石火2発でかなり削れるので、裏で対処できるようになる。
ザシアン対策筆頭の日ネクで止まりづらい構成のために、本当にほぼ全試合に選出し、何かしらの活躍はしていた。
⑤ルギア アッキの実
・調整意図
213(252)-x-160(76)-110-174-168(180+)
H ぶっぱ
S 100属抜き
B あまり
・解説
前期から技構成や調整が全く変えていない。
前期の記事では氷技+再生+電磁波+吹き飛ばしがテンプレ化しており、積み技持ちのルギアの警戒が薄かった。最後の9連勝はほとんどルギアで勝った気がする。
どんな対面でも電磁波を打ったあと、マルスケを盾に自己再生と瞑想でどんどん積んでいく。場合によってはイベルタルや黒バドさえも起点にしていく化け物。
100族や99族の上から電磁波を打てるように、素早さにがっつり降っている。特にイベルタルの挑発されずに電磁波打てるのが大きい。
ザシアン受けとして使うのではなく、あらゆるポケモンを対面で起点するポケモン。ホウオウやディアルガは余裕で受け出しできるので、初手ダイマっぽい構築には、ぽいぽいあと投げしていた。
エアスラッシュの怯み+麻痺で44%の確率で行動不能にできる。特に最終日はあり得ないくらい怯ませており、こっちが引いていた。笑
エアスラッシュはPPが多いのも偉い。
麻痺外しで黒バドに突破されて、そのまま負けた試合も結構あり、毎回電磁波を打つ際は祈りを捧げていた。
剣盾の好成績ベスト3は全てこのアッキルギア入りであり、感謝してもしきれない。
⑥メタモン 気合いの襷
・解説
正直ほとんど選出していない、諸説ポケモン。
もともとは前期黒バドとゼクロムが重すぎて、その対策として入れていた。ただし、イベルタルを黒バドに強い構成にしたので、本当に対ゼクロム専用ポケモンだった。この枠をグラードンやランドロスに変えた方が良いと思うが、今季ずっと勝率が安定していたので、なんとなく変えられなかった。
4 選出と苦手な構築
■基本選出
ディアルガ+ザシアンorルギアorイベルタル
ルギア、ムゲンダイナ、ラッキーがいなければ、脳死で選出。
黒バドがいる場合は絶対にイベルタル選出
・対ホウオウナットレイ
ゼクロムで無理矢理龍の舞を積んで、後出しするナットレイをダイナックルで破壊する。
■苦手な構築
・受け
鉄壁持ちのナットレイで全員が積んでしまうもあり。
ディアルガが対面負けるので、そのまま劣勢を跳ね返すのが難しい。
5 最後に
剣盾のランクマは S34で最後にすると決めていたのですが、このルールが自分にハマりすぎて今期も最後まで潜ってしまいました。
終盤勝ち続けた時の快感は、何にも変え難いもので、SVが始まってもまた潜るのだと思います。
自分は努力値や個体値をきちんとして対戦をちゃんと始めた一年位前からでしたが、対戦を重ねるにつれ、いろいろポケモンのことがわかってきてはまってしまいました。
いつかは最終2桁に残れるように鍛錬を続けていきたいと思います。
最後まで長々読んでいただきありがとうございました。